管理したい端末にクライアントプログラムやMDM構成プロファイルをインストールします。
Windows/Mac/Android/iOSクライアント導入のための準備や設定方法について説明します。
Windowsクライアントには、スタンダード、リンククローン、オンデマンド、スタンドアロンがあります。
表10-3-1.Windowsクライアントの種類 |
種類 |
説明 |
---|---|
スタンダードクライアント |
端末に常駐して動作するクライアントプログラムです。設定されたスケジュールに沿って、インベントリ収集、配布、OS/特定ソフトウェアの自動アップデート設定などが行えます。また、禁止ソフトウェアの起動制御もできます。 |
リンククローンクライアント |
リンククローン方式で運用している仮想マシン環境に常駐して動作するクライアントプログラムです。次の機能を除く、スタンダードクライアントと同じ機能が使用できます。 ・FDEディスク暗号 ・ふるまい検知 ・Windows 10 / 11 アップデート支援 ・インターネットリモコン ・クイックリモコン ・ISM LogAnalytics ・DefenderControl ・QS版ふるまい検知 ・QS版ソフトウェア配布 |
オンデマンドクライアント |
ユーザーが手動で実行することによって動作するクライアントプログラムです。インベントリ収集のみ行えます。 |
スタンドアロンクライアント |
ネットワークに接続できない端末でユーザーが手動で実行することによって動作するクライアントプログラムです。インベントリ収集のみ行い、インベントリファイルを出力します。 |
操作ログを収集するためには、Webプラグインのインストールが必要になります。通常、スタンダード/リンククローンクライアントのインストール時に自動的にインストールされます。 Firefoxを使用している場合は、Webプラグインのインストール後、初めてFirefoxを起動した際に、個人データの収集に同意するかどうかの確認メッセージが表示されます。Webアクセスログ/Webメール送信ログを取得するには、個人データの収集に同意する必要があります。 また、次の環境の場合は、Webブラウザーの設定が必要です。 ・Google Chromeウェブストアに接続できない環境でGoogle Chromeを使用している ・Microsoft Edgeアドオンのサイトに接続できない環境でMicrosoft Edgeを使用している |
Windows Server 2012以降、Windows 8以降のOSでは、Windowsクライアントのインストール時にWindows SmartScreenが表示される場合があります。以下のいずれかの手順を実行してください。 ・インストーラーを右クリックして表示される「(インストーラー名)のプロパティ」画面の[全般]タブで、[ブロックの解除]にチェックを入れる ・Windows SmartScreenで[詳細情報]をクリックしたあと、[実行]をクリックする ・Windows SmartScreenで[実行]をクリックする(インターネットに接続できない環境の場合) |
キッティング作業を行う場合は、以下を参照してください。 |
クライアントのアンインストール時に、パスワードを要求する設定にします。
|
トラブルが発生した場合は、当社サポートまでご連絡ください。その際、次の情報が必要です。 ・インストーラーのバージョン ・インストールログ(*1) ・プロキシ設定ファイル(ProxyConf.csv)(*2) ・IPv6接続用プロキシ設定ファイル(ProxyConfv6.csv)(*2) ・Windowsのイベントログ(*3) ・フォルダー構成(*4) ・レジストリ情報(*5) *1スタンダード/リンククローンクライアントのインストール時に%TEMP%\ISMCInstaller.logに出力されます。 *2インストーラー(StandardClientWin32_(設定名称)_(顧客コード)_(グループID)_(グループ名).exe/ *3Windowsのイベント ビューアー→[Windowsログ]→[Application]/[システム]で、[選択したイベントの保存]をクリックしてevtxファイルを保存してください。 *4コマンドプロンプトで以下の2つのコマンドを実行し、txtファイル(ファイル名は任意)を出力してください。 *5Windowsのレジストリエディターで、以下の3つのレジストリをregファイルの形式でエクスポートしてください。 |
10-3-1-1.スタンダードクライアントをインストールする
スタンダードクライアントの初期設定、ダウンロード方法やインストールについて説明します。
ここでは、例として、初期設定をすべて有効にした64bitバージョンのインストーラーを作成し、ウィザード形式でインストールする手順について説明します。
Ver.7.0i以降のスタンダードクライアントをインストールすると、システムサーバーの日次処理とクライアントの設定同期の完了後にQSエージェントが自動配布されます。 なお、ISM LogAnalytics、DefenderControl、QS版ふるまい検知の各エージェントは別途インストールが必要です。 インストール方法については、各QS版オプション製品のオンラインマニュアルを確認してください。 |
1スタンダードクライアントのインストーラー設定画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[クライアント導入]を選択します。 |
|
(3) |
スタンダードクライアントのインストーラー設定画面が表示されます。 |
|
2インストール形式、初期設定について設定する
(1) |
[名称]欄に、設定名称を入力します。 例:“スタンダードクライアント”と入力 |
|
(2) |
[インストール形式]で、インストールの形式を選択します。 例:[ウィザード形式]を選択 |
|
(3) |
[初期設定]で、初期設定をします。 例:すべてにチェックを入れる 設定詳細については、以下を参照してください。 |
|
(4) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
|
(5) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 登録が完了します。 |
3インストーラーをダウンロードする
(1) |
スタンダードクライアントをインストールする環境に合わせて、インストーラーをダウンロードします。 |
|
|
例:[バージョン(64bit)]の 「グループ選択」画面が表示されます。 |
|
(2) |
クライアント初期登録時に所属させるグループを選択します。 |
|
(3) |
[選択]ボタンをクリックします。 インストーラーが生成され、ファイルの保存画面が表示されますので、保存先を指定します。 Windows端末から接続可能なファイルサーバーなどに保存してください。 |
4スタンダードクライアントをインストールする
(1) |
スタンダードクライアントをインストールするWindows端末に、管理者アカウントでログオンします。 |
|
(2) |
ダウンロードしたインストーラーを実行します。 |
|
(3) |
ウィザードにしたがってインストールします。 インストール完了後に各種設定情報が受信され、インベントリ収集/送信処理が実行されます。 外部デバイス制御、操作ログ収集機能を使用する設定にしている場合は、再起動を促すメッセージが表示されます。 |
|
(4) |
再起動を促すメッセージが表示された場合は、OSを再起動します。 端末での操作方法については、以下を参照してください。
|
10-3-1-2.リンククローンクライアントをインストールする
リンククローンクライアントの初期設定、ダウンロード方法やインストールについて説明します。
ここでは、例として、初期設定をすべて有効にした64bitバージョンのインストーラーを作成し、ウィザード形式でインストールする手順について説明します。
1リンククローンクライアントのインストーラー設定画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[クライアント導入]を選択します。 |
|
(3) |
リンククローンクライアントのインストーラー設定画面が表示されます。 |
|
2インストール形式、初期設定について設定する
(1) |
[名称]欄に、設定名称を入力します。 例:“リンククローンクライアント”と入力 |
|
(2) |
[インストール形式]で、インストールの形式を選択します。 例:[ウィザード形式]を選択 |
|
(3) |
[初期設定]で、初期設定をします。 例:すべてにチェックを入れる 設定詳細については、以下を参照してください。 |
|
(4) |
[インベントリ収集設定]で、収集するインベントリの種類を選択します。 例:[全インベントリを収集する]を選択 |
|
(5) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
|
(6) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 登録が完了します。 |
3インストーラーをダウンロードする
(1) |
リンククローンクライアントをインストールする環境に合わせて、インストーラーをダウンロードします。 |
|
|
例:[バージョン(64bit)]の 「グループ選択」画面が表示されます。 |
|
(2) |
クライアント初期登録時に所属させるグループを選択します。 |
|
(3) |
[選択]ボタンをクリックします。 インストーラーが生成され、ファイルの保存画面が表示されますので、保存先を指定します。 インストールするWindows端末から接続可能なファイルサーバーなどに保存してください。 |
4リンククローンクライアントをインストールする
(1) |
リンククローンクライアントをインストールするWindowsのマスターイメージに、管理者アカウントでログオンします。 |
|
(2) |
ダウンロードしたインストーラーを実行します。 |
|
(3) |
ウィザードにしたがってインストールします。 インストール完了後に各種設定情報が受信され、インベントリ収集/送信処理が実行されます。 外部デバイス制御、操作ログ収集機能を使用する設定にしている場合は、再起動を促すメッセージが表示されます。 |
|
(4) |
再起動を促すメッセージが表示された場合は、OSを再起動します。 端末での操作方法については、以下を参照してください。
|
リンククローンクライアントのインストール後に操作ログの保存先を変更する場合は、VDIリンククローンモード設定ツールを実行してください。 |
10-3-1-3.オンデマンドクライアントの実行ファイルを作成する
ユーザーが手動で実行することによってインベントリ収集をするオンデマンドクライアントの設定とダウンロード方法について説明します。
ここでは、例として、プロキシを使用する設定の64bitバージョン実行ファイルを作成し、実行する手順について説明します。
1オンデマンドクライアントの設定画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[クライアント導入]を選択します。 |
|
(3) |
オンデマンドクライアントの初期設定画面が表示されます。 |
|
2オンデマンドクライアントの設定をする
(1) |
[名称]欄に、設定名称を入力します。 例:“オンデマンドクライアント”と入力 |
|
(2) |
[初期設定]で、初期設定をします。 例:[プロキシを使用する]にチェックを入れる[Internet Explorerの設定を利用する]を選択 設定詳細については、以下を参照してください。 |
|
(3) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
|
(4) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 登録が完了します。 |
3オンデマンドクライアントの実行ファイルをダウンロードする
(1) |
オンデマンドクライアントを実行する環境に合わせて、実行ファイルをダウンロードします。 |
|
|
例:[バージョン(64bit)]の 「グループ選択」画面が表示されます。 |
|
(2) |
クライアント初期登録時に所属させるグループを選択します。 |
|
(3) |
[選択]ボタンをクリックします。 実行ファイルが生成され、ファイルの保存画面が表示されますので、保存先を指定します。 Windows端末から接続可能なファイルサーバーなどに保存してください。 |
4オンデマンドクライアントを実行する
(1) |
Windows端末で、ダウンロードしたオンデマンドクライアントの実行ファイルを実行します。 インベントリが収集され、収集結果がサーバーに送信されます。 端末での操作方法については、以下を参照してください。
|
10-3-1-4.スタンドアロンクライアントの作成/インベントリ登録をする
スタンドアロンクライアントの設定、実行ファイルのダウンロードやインベントリの登録方法について説明します。
ここでは、例として、初期設定をすべて有効にした64bitバージョンの実行ファイルを作成し、インベントリ登録する手順について説明します。
1スタンドアロンクライアントの設定画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[クライアント導入]を選択します。 |
|
(3) |
スタンドアロンクライアントの設定画面が表示されます。 |
|
2スタンドアロンクライアントの設定をする
(1) |
[名称]欄に、設定名称を入力します。 例:“スタンドアロンクライアント”と入力 |
|
(2) |
[初期設定]で、初期設定をします。 例:すべてにチェックを入れる 設定詳細については、以下を参照してください。 |
|
(3) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
|
(4) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 登録が完了します。 |
3スタンドアロンクライアントの実行ファイルをダウンロードする
(1) |
スタンドアロンクライアントを実行する環境に合わせて、実行ファイルをダウンロードします。 |
|
|
例:[バージョン(64bit)]の 「グループ選択」画面が表示されます。 |
|
(2) |
クライアント初期登録時に所属させるグループを選択します。 |
|
(3) |
[選択]ボタンをクリックします。 実行ファイルが生成され、ファイルの保存画面が表示されますので、保存先を指定します。 Windows端末から接続可能なファイルサーバーなどに保存してください。 |
4スタンドアロンクライアントを実行する
(1) |
Windows端末で、ダウンロードしたスタンドアロンクライアントの実行ファイルを実行します。 実行した場所にインベントリが保存されるため、実行ファイルは外部デバイス上などで実行します。 端末での操作方法については、以下を参照してください。
インベントリファイルを1つずつ登録する場合は、6を参照してください。 |
(1) |
出力されたInventoryフォルダーを、任意のフォルダーに保存します。 例:C:\Invmergeフォルダーに保存 ユーザーコンソールに登録するすべてのInventoryフォルダーを、C:\Invmergeに保存します。 フォルダーを統合する警告メッセージが表示される場合は、[はい]ボタンをクリックして進めてください。 |
|
(2) |
C:\Invmerge\Inventoryフォルダーを右クリックして、コンテキストメニューから[送る]→[圧縮(zip形式)フォルダー]の順に選択します。 フォルダーが圧縮され、Inventory.zipが作成されます。 |
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[ハードウェア登録]を選択します。 |
|
(3) |
[インベントリインポート]ボタンをクリックします。 「インベントリインポート」画面が表示されます。 |
|
(4) |
[ファイルを選択してください]ボタンをクリックします。 |
|
(5) |
ファイルの選択画面が表示されますので、インベントリファイルを選択します。 1つずつインベントリをインポートする場合は、Inventoryフォルダー内の(クライアントID).icrtファイルを選択します。 複数のインベントリを一度にインポートする場合は、Inventory.zipを選択します。 |
|
(6) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
|
(7) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 インベントリのインポートが完了します。 |
7スタンドアロンクライアントの情報を確認する
(1) |
インベントリのインポートからクライアントが登録されユーザーコンソールに表示されるまで、時間がかかる場合があります。 |
|
(2) |
スタンドアロンクライアントの情報を確認します。 |
10-3-2.Windows機能追加用ソフトウェアをインストールする
Windowsの追加機能として、リモートコントロール機能用のコンソールプログラム/クライアントプログラムや、オプション機能のディスク暗号エージェント、ふるまい検知エージェントなどをインストールすることができます。契約内容によって、利用可能な機能は異なります。
表10-3-2.Windows機能追加用ソフトウェア |
インストーラー名 |
ファイル名 |
機能名 |
説明 |
導入方法 |
---|---|---|---|---|
RCクライアント x86 |
ISMCRCClient |
ローカルリモコン/インターネットリモコン |
32ビット版のRCクライアントプログラムのインストーラーです。 |
|
RCクライアント x64 |
ISMCRCClient |
64ビット版のRCクライアントプログラムのインストーラーです。 |
||
RCコンソール |
ISMCRCConsole |
RCコンソールプログラムのインストーラーです。 |
||
QRCエージェント x64 |
QRCAgent |
クイックリモコン |
QRCエージェントのインストーラーです。 |
|
QRCコンソール x64 |
QRCConsole |
QRCコンソールプログラムのインストーラーです。 |
||
ディスク暗号 |
HDDEncryption |
FDEディスク暗号 |
32ビット版のディスク暗号エージェントのインストーラーです。 |
|
ディスク暗号 |
HDDEncryption |
64ビット版のディスク暗号エージェントのインストーラーです。 |
||
ディスク暗号 |
OfflineMgmt |
FDEディスク暗号で暗号化したデータを復号するためのリカバリディスクの生成や、OS起動前認証のアカウントパスワードを再設定するためのツールです。 |
ふるまい検知エージェントについては、以下を参照してください。
10-3-2-1.RCコンソールプログラムをインストールする
RCコンソールプログラムをインストールする方法について説明します。
RCコンソールプログラムは、手動または配布機能を利用して、管理者の端末にインストールします。インターネットリモコンモードとローカルリモコンモードのどちらかを選択してください。
ここでは、例として、RCコンソールプログラムをインターネットリモコンモードで手動インストールする方法について説明します。
1インストーラーをダウンロードする
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[クライアント導入]→[Windows機能追加用ソフトウェア]の順に選択します。 |
|
(3) |
[RCコンソール]の[更新日時]から ファイルの保存画面が表示されますので、保存先を指定します。 Windows端末から接続可能なファイルサーバーなどに保存してください。 |
|
2RCコンソールプログラムのインストールを開始する
(1) |
RCコンソールプログラムをインストールする端末に、管理者アカウントでログオンします。 |
|
(2) |
RCコンソールプログラムのインストーラーの保存先に接続して、インストーラーを実行します。 「RC Console用のInstallShieldウィザードへようこそ」画面が表示されます。 |
|
(3) |
[次へ]ボタンをクリックします。 「接続方式の選択」画面が表示されます。 |
|
3RCコンソールの接続方式を選択する
(1) |
接続方式を選択します。 例:[インターネットリモコンモード]を選択 |
|
(2) |
[次へ]ボタンをクリックします。 「プログラムをインストールする準備ができました」画面が表示されます。 |
RCコンソールの接続方式は、インストール後に変更できません。 RCコンソールプログラムをアンインストールし、再インストール時に設定を変更します。 |
4RCコンソールプログラムをインストールする
(1) |
[インストール]ボタンをクリックします。 インストールが開始されます。 インストールが完了すると、「InstallShieldウィザードを完了しました」画面が表示されます。 |
|
(2) |
[完了]ボタンをクリックします。 |
|
(3) |
再起動を促すメッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 メッセージが閉じ、OSが再起動されます。 |
10-3-2-2.RCクライアントプログラムをインストールする
リモートコントロールするクライアントにRCクライアントプログラムをインストールすると、RCシステムサーバーにクライアント情報が登録されます。
RCクライアントプログラムは、手動または配布機能を利用してインストールします。インターネットリモコンモードとローカルリモコンモードのどちらかを選択してください。
ここでは、例として、64bit環境のWindowsクライアントにインターネットリモコンモードで、手動インストールする方法について説明します。
1インストーラーをダウンロードする
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[クライアント導入]→[Windows機能追加用ソフトウェア]の順に選択します。 |
|
(3) |
[更新日時]からインストーラーをダウンロードします。 例:RCクライアントx64の ファイルの保存画面が表示されますので、保存先を指定します。 |
|
|
Windows端末から接続可能なファイルサーバーなどに保存してください。 |
2インストーラーを実行する
(1) |
RCクライアントプログラムをインストールする端末に、管理者アカウントでログオンします。 |
|
(2) |
RCクライアントプログラムのインストーラーの保存先に接続して、インストーラーを実行します。 例:ISMCRCClientSetup64.exeを実行 「RC Client用のInstallShieldウィザードへようこそ」画面が表示されます。 |
3RCクライアントプログラムのインストールを開始する
(1) |
[次へ]ボタンをクリックします。 「接続方式の選択」画面が表示されます。 |
|
4RCクライアントの接続方式を選択する
(1) |
接続方式を選択します。 例:[インターネットリモコンモード]を選択 |
|
(2) |
[次へ]ボタンをクリックします。 |
RCコンソールの接続方式とRCクライアントの接続方式が異なる場合、リモートコントロールできません。 |
「プログラムをインストールする準備ができました」画面が表示されますので、6を参照してください。 |
5RCクライアントとする端末の情報を登録する
(1) |
[RCサーバーアドレス]欄に、RCクライアントが接続するRCシステムサーバーのIPアドレス、またはドメイン名を入力します。 RCサーバー情報については、ユーザーコンソールの「契約情報」画面の[リモートコントロール]から確認することができます。 |
|
(2) |
[企業コード]欄に、現在使用している組織の顧客コードを入力します(半角英数字10文字)。 |
|
(3) |
[PC利用者名]欄に、RCクライアントの利用者名を入力します。 |
|
(4) |
[次へ]ボタンをクリックします。 |
|
|
「プログラムをインストールする準備ができました」画面が表示されます。 |
RCクライアントの接続方式は、インストール後に変更できません。 クライアントプログラムをアンインストールし、再インストール時に設定を変更します。 |
(1) |
[インストール]ボタンをクリックします。 インストールが開始されます。 インストールが完了すると、「InstallShieldウィザードを完了しました」画面が表示されます。 |
|
(2) |
[完了]ボタンをクリックします。 再起動を促すメッセージが表示された場合は、再起動します。 |
|
RCシステムサーバーに不要なRCクライアントの情報が残っているため、契約しているインターネットリモコン利用台数の上限に達している可能性があります。 RCクライアントプログラムをアンインストールせずに、レンタルで使用していた端末を返却したり、端末を破棄したりしたなどの理由が考えられます。 サービスプロバイダー/サービス管理者にお問い合わせください。 |
10-3-2-3.配布機能を利用してRCコンソール/RCクライアントプログラムをインストールする
RCコンソールプログラム/RCクライアントプログラムは、配布機能を利用してインストール/アンインストールができます。
配布設定時に、インストールオプションを使用してください。
インストールオプションの引数と使用例については、次の表のとおりです。
表10-3-2-3.RCコンソールプログラム/RCクライアントプログラムのインストールオプション一覧 |
インストーラー |
引数 |
説明 |
使用例 |
---|---|---|---|
RCコンソールプログラム |
/s |
サイレントモードで実行します。 |
・RCコンソールをインターネットリモコンモードで利用する場合 ・RCコンソールをローカルリモコンモードで利用する場合 ・RCコンソールプログラムをアンインストールする場合 |
/v"コマンドオプション" |
ダブルクォーテーションで囲まれたコマンドラインオプションをインストーラーに渡します。 |
||
/qn |
UIを表示しません。 |
||
AM |
RCコンソールの接続方式を指定します。指定しない場合、インターネットリモコンモードになります。 1:インターネットリモコンモード 2:ローカルリモコンモード |
||
REBOOT |
インストール完了後にOSを再起動するかどうかを指定します。入力は任意です。指定しない場合、必要に応じて再起動されます。 Force:強制的に再起動する ReallySuppress:再起動しない |
||
REMOVE |
RCコンソールプログラムをアンインストールします。 ALL:アンインストールする |
||
RCクライアントプログラム |
/s |
サイレントモードで実行します。 |
・RCクライアントをインターネットリモコンモードで利用する場合 ・RCクライアントをローカルリモコンモードで利用する場合 ・RCクライアントプログラムをアンインストールする場合 |
/v"コマンドオプション" |
ダブルクォーテーションで囲まれたコマンドラインオプションをインストーラーに渡します。 |
||
/qn |
UIを表示しません。 |
||
AM |
RCクライアントの接続方式を指定します。指定しない場合、インターネットリモコンモードになります。 1:インターネットリモコンモード 2:ローカルリモコンモード |
||
RIP(*1) |
RCシステムサーバーのIPアドレス、またはドメイン名を指定します。 RCサーバー情報については、共通メニューの[(ログイン名)]→[契約情報]→[契約情報(Windows)]の[リモートコントロール]から確認することができます。 |
||
CC(*1) |
顧客コードを指定します。 |
||
UN |
PC利用者名を指定します。入力は任意です。指定しない場合、利用者名は空欄となります。 |
||
NCC |
ユーザーに、設定の変更を禁止するかどうかを指定します。入力は任意です。指定しない場合、禁止しない設定になります。 0:禁止しない 1:禁止する(*2) |
||
REBOOT |
インストール完了後にOSを再起動するかどうかを指定します。入力は任意です。指定しない場合、必要に応じて再起動されます。 Force:強制的に再起動する ReallySuppress:再起動しない |
||
REMOVE |
RCクライアントプログラムをアンインストールします。 ALL:アンインストールする |
*1“AM=1”と指定している場合、または、“AM”のオプションを指定していない場合は、必須入力になります。“AM=2”と指定している場合、入力する必要はありません。
*2[PC利用者名]は変更できます。
10-3-2-4.QRCコンソールプログラムをインストールする
QRCコンソールプログラムをインストールする方法について説明します。
QRCコンソールプログラムは、手動または配布機能を利用して、管理者の端末にインストールします。
ここでは、例として、QRCコンソールプログラムを手動でインストールする方法について説明します。
1インストーラーをダウンロードする
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[クライアント導入]→[Windows機能追加用ソフトウェア]の順に選択します。 |
|
(3) |
[QRCコンソールx64]の[更新日時]から QRCコンソールプログラムがダウンロードされます。 Windows端末から接続可能なファイルサーバーなどに保存してください。 |
2QRCコンソールプログラムをインストールする
(1) |
QRCコンソールプログラムをインストールする端末に、管理者アカウントでログオンします。 |
|
(2) |
QRCコンソールプログラムのインストーラー(QRCConsoleSetup64.exe)の保存先に接続して、インストーラーを実行します。 インストーラーは、端末のデスクトップなどのローカルフォルダーに保存してから実行することをお奨めします。 「QRCConsole用のInstallShieldウィザードへようこそ」画面が表示されます。 |
|
(3) |
[次へ]ボタンをクリックします。 「プログラムをインストールする準備ができました」画面が表示されます。 |
|
(4) |
[インストール]ボタンをクリックします。 インストールが開始されます。 |
|
3インストールを完了する
(1) |
[完了]ボタンをクリックします。 ウィザードが閉じます。 |
|
リモートコントロールするクライアントにQRCエージェントをインストールする方法について説明します。
QRCエージェントは、手動または配布機能を利用してインストールします。
ここでは、QRCエージェントのインストーラーをダウンロードし、手動でインストールする方法について説明します。
1インストーラーをダウンロードする
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[クライアント導入]→[Windows機能追加用ソフトウェア]の順に選択します。 |
|
(3) |
[QRCエージェントx64]の[更新日時]から QRCエージェントがダウンロードされます。 Windows端末から接続可能なファイルサーバーなどに保存してください。 |
2QRCエージェントをインストールする
(1) |
QRCエージェントをインストールする端末に、管理者アカウントでログオンします。 |
|
(2) |
QRCエージェントのインストーラー(QRCAgentSetup64.exe)の保存先に接続して、インストーラーを実行します。 インストーラーは、クライアントのデスクトップなどのローカルフォルダーに保存してから実行することをお奨めします。 「QRCAgent用のInstallShieldウィザードへようこそ」画面が表示されます。 |
|
(3) |
[次へ]ボタンをクリックします。 「プログラムをインストールする準備ができました」画面が表示されます。 |
|
(4) |
[インストール]ボタンをクリックします。 インストールが開始されます。 |
|
3インストールを完了する
(1) |
[完了]ボタンをクリックします。 ウィザードが閉じます。 |
|
10-3-2-6.配布機能を利用してQRCコンソールプログラム/QRCエージェントをインストールする
QRCコンソールプログラム/QRCエージェントは、配布機能を利用してインストール/アンインストールができます。
配布設定時に、インストールオプションを使用してください。
インストールオプションの引数と使用例については、次の表のとおりです。
表10-3-2-6.QRCコンソールプログラム/QRCエージェントのインストールオプション一覧 |
インストーラー |
引数 |
説明 |
使用例 |
---|---|---|---|
QRCコンソールプログラム |
/s |
サイレントモードで実行します。 |
・QRCコンソールプログラムをサイレントインストールする場合 ・QRCコンソールプログラムをサイレントアンインストールする場合 |
/v"コマンドオプション" |
ダブルクォーテーションで囲まれたコマンドラインオプションをインストーラーに渡します。 |
||
/qn |
UIを表示しません。 |
||
REBOOT |
インストール完了後にOSを再起動するかどうかを指定します。入力は任意です。指定しない場合、必要に応じて再起動されます。 Force:強制的に再起動する ReallySuppress:再起動しない |
||
REMOVE |
QRCコンソールプログラムをアンインストールします。 ALL:アンインストールする |
||
QRCエージェント |
/s |
サイレントモードで実行します。 |
・QRCエージェントをサイレントインストールする場合 ・QRCエージェントをサイレントアンインストールする場合 |
/v"コマンドオプション" |
ダブルクォーテーションで囲まれたコマンドラインオプションをインストーラーに渡します。 |
||
/qn |
UIを表示しません。 |
||
REBOOT |
インストール完了後にOSを再起動するかどうかを指定します。入力は任意です。指定しない場合、必要に応じて再起動されます。 Force:強制的に再起動する ReallySuppress:再起動しない |
||
REMOVE |
QRCエージェントをアンインストールします。 ALL:アンインストールする |
10-3-2-7.ふるまい検知エージェントをインストールする
ふるまい検知機能とは、マルウェアの疑いのある不審な動作を検知・防御する機能です。検知したマルウェアを駆除したり、検体をローカルサーバーに保存したりすることができます。また、日次メールで管理者にマルウェアの検知結果を送ることや、マルウェア検知時に即時通知することができます。管理者が受信したメールに記載されているURLからユーザーコンソールに接続し、レポートを表示することで、マルウェアの検知状況を確認できます。
ふるまい検知機能を利用するためには、→[基本ポリシー]→[PC診断]→[ふるまい検知]の[エージェントの自動配布]で[エージェントを自動配布する]にチェックを入れ、
→[オプションライセンス]→[ふるまい検知ライセンス]に表示されるクライアントのライセンスを有効にします。
クライアントの状態が“運用中”の端末に自動的にふるまい検知エージェントがインストールされます。手動でインストールする必要はありません。
自動配布によるネットワーク負荷が懸念される場合は、[エージェントを自動配布する]のチェックを外してください。ユーザーの任意のタイミングでふるまい検知エージェントを手動でインストールすることができます。
なお、スタンダードクライアントがインストールされているWindows端末にのみインストールできます。
ここでは、例として、ふるまい検知エージェントを手動インストールする方法について説明します。
ふるまい検知機能は、ヒューリスティック検知技術を利用するため、正常なソフトウェアをマルウェアとして検知することがあります。 このような過剰な検知によってソフトウェアの動作がブロックされると、業務に支障が出る場合があります。 そのため、事前に検証を行い、マルウェア判定される正常なソフトウェアを例外登録する必要があります。 例外登録の詳細については、以下を参照してください。 |
KeyServerとの同居はできません。KeyServer/KeyConfigure/KeyAccessがインストールされている場合は、ふるまい検知エージェントをインストールできません。 |
ふるまい検知エージェントを手動でインストールしているクライアントに対して自動配布するように設定した場合、自動配布用のふるまい検知エージェントで上書きされます。 |
QS版ふるまい検知を利用している場合は、ふるまい検知コンソールでの初期設定が必要です。 詳細については、以下を参照してください。
|
1インストーラーをダウンロードする
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[クライアント導入]→[Windows機能追加用ソフトウェア]の順に選択します。 |
|
(3) |
ふるまい検知エージェントの[更新日時]から |
|
(4) |
ファイルの保存画面が表示されますので、保存先を指定します。 Windows端末から接続可能なファイルサーバーなどに保存してください。 |
2ふるまい検知エージェントのインストーラーを実行する
(1) |
ふるまい検知エージェントをインストールする端末に、管理者アカウントでログオンします。 |
|
(2) |
ふるまい検知エージェントのインストーラーの保存先に接続して、インストーラーを実行します。 サイレントモードでインストールが開始されます。 インストールが完了すると、タスクトレイに |
|
(3) |
再起動を促すメッセージが表示された場合は、OSを再起動します。 |
3インストール結果を確認する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[オプションライセンス]→[ふるまい検知ライセンス]の順に選択します。 |
|
(3) |
[インストール状況]列を確認します。 詳細については、以下を参照してください。 |
「Windowsユーティリティ」画面からユーティリティツールをダウンロードできます。
ユーティリティツールとして、実行ユーザー切り替えツールや、勤怠データ登録ツール、Windows 10 / 11 アップデート支援エージェントなどをダウンロードできます。
実行ユーザー切り替えツール(ISMCCSU.exe)を使用して、スタンダードクライアントをインストールする方法について説明します。
スタンダードクライアントおよびRCクライアントプログラムのインストールを一般ユーザーのアカウントで行うためには、実行ユーザーを管理者アカウントに切り替える必要があります。パスワードを設定していない管理者アカウントへは切り替えることができないため、切り替える管理者アカウントには必ずパスワードを設定してください。
実行ユーザー切り替えツールを使用すると、切り替えに必要なユーザー情報ファイルが作成されます。
なお、ユーザーの切り替えを実行するには、次のファイルを管理対象のWindows端末から接続可能なローカルディレクトリやファイルサーバーなどに保存しておく必要があります。
・スタンダードクライアントのインストーラー:
(32bit版)StandardClientWin32_(設定名称)_(顧客コード)_(グループID)_(グループ名).exe
(64bit版)StandardClientWin64_(設定名称)_(顧客コード)_(グループID)_(グループ名).exe
・ISMCCSU.exe
1スタンダードクライアントのインストーラーをダウンロードする
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[クライアント導入]→[Windowsクライアント]の順に選択します。 |
|
(3) |
[バージョン(32bit)]または[バージョン(64bit)]の 「グループ選択」画面が表示されます。 |
|
(4) |
クライアント初期登録時に所属させるグループを選択し、[選択]ボタンをクリックします。 インストーラーが生成され、ファイルの保存画面が表示されますので、保存先を指定します。 |
2実行ユーザー切り替えツールをダウンロードする
(1) |
左メニューから、[クライアント導入]→[Windowsユーティリティ]の順に選択します。 |
|
(2) |
実行ユーザー切り替えツールの[更新日時]から ファイルの保存画面が表示されますので、保存先を指定します。 |
3管理者側でユーザー情報ファイルを作成する
(1) |
ユーザー情報ファイルを作成する端末にログオンします。 |
|
(2) |
コマンドプロンプトを開き、実行ユーザー切り替えツールを、次のコマンドラインオプション付きで実行します。 /C "ユーザー名" "パスワード" インストーラー保存先ディレクトリ 出力先ディレクトリ ユーザー名にドメインユーザーを指定する場合は、“ユーザー名@ドメイン名”で指定してください。 インストーラーは、切り替え後の管理者アカウントでアクセスできる場所に配置してください。 出力先ディレクトリには、クライアントインストーラーと実行ユーザー切り替えツールを保存しているディレクトリを指定してください。 例:C:\ISMCCSU.exe /C "admin" "password" C:\StandardClientWin32_(設定名称)_(顧客コード)_(グループID)_(グループ名).exe C:\ ユーザー情報ファイル(ismcclient.csu)が、指定した出力先ディレクトリに出力されます。 |
4ユーザー側で実行する
(1) |
スタンダードクライアントをインストールする端末にログオンします。 |
|
(2) |
コマンドプロンプトを開き、実行ユーザー切り替えツールを、次のコマンドラインオプション付きで実行します。 /R ユーザー情報ファイル保存先ディレクトリ インストーラー保存先ディレクトリ インストーラーは、切り替え後の管理者アカウントでアクセスできる場所に配置してください。 例:C:\ISMCCSU.exe /R C:\ismcclient.csu C:\StandardClientWin32_(設定名称)_(顧客コード)_(グループID)_(グループ名).exe スタンダードクライアントのインストーラーが実行され、「ISM CloudOne Client用のInstallShieldウィザードへようこそ」画面が表示されます。 |
|
(3) |
ウィザードにしたがってインストールします。 |
インストーラーのセキュリティ設定が許可されていない場合、ツールの実行に失敗します。以下の手順でセキュリティ設定を許可してください。 ① インストーラーを右クリックして表示されるコンテキストメニューから[プロパティ]を選択します。 ② [全般]タブの[セキュリティ]で[許可する]にチェックを入れます。(*) *[セキュリティ]の項目が表示されていない場合は、設定する必要はありません。 |
10-3-3-2.Windows 10 / 11 アップデート支援エージェントをインストールする
Windows 10 / 11 アップデート支援エージェントのインストール方法について説明します。
パッケージングツールでWindows 10 / 11 アップデート支援エージェントのインストーラーを作成し、配布機能を利用してクライアントに配布します。
なお、配布機能を利用するためには、対象のPCにWindowsスタンダードクライアントがインストールされている必要があります。
1ファイルをダウンロードする
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[クライアント導入]→[Windowsユーティリティ]の順に選択します。 |
|
(3) |
Windows 10 / 11 アップデート支援エージェント(Win10UpdMng_Vxxxx.zip)の[更新日時]から |
|
(4) |
ファイルの保存画面が表示されますので、保存先を指定します。 |
|
(5) |
パッケージングツール(Win10UpdMngInstallerMaker.zip)の[更新日時]から |
|
(6) |
ファイルの保存画面が表示されますので、保存先を指定します。 |
Windows 10 / 11 アップデート支援エージェントとパッケージングツールが[Windowsユーティリティ]にない場合は、共通メニューの |
2Windows 10 / 11 アップデート支援エージェントのインストーラーを作成する
(1) |
ダウンロードしたWindows 10 / 11 アップデート支援エージェント(Win10UpdMng_Vxxxx.zip)と、パッケージングツール(Win10UpdMngInstallerMaker.zip)を解凍します。 |
|
(2) |
解凍したWin10UpdMngInstallerMaker\AgentフォルダーにWin10UpdMng_Vxxxx内のフォルダーをすべて配置します。 |
|
(3) |
Win10UpdMngInstallerMaker\Agentフォルダーに以下のフォルダー/ファイルがあることを確認します。 ・Unifierフォルダー ・Unifier_Pkgフォルダー ・Unifier_Utilフォルダー ・batexec.vbs ・exec.bat ・exec.vbs |
|
(4) |
Win10UpdMngInstallerMaker\Agent\Unifierフォルダー内のsetup.iniをテキストエディター等で開きます。 |
|
(5) |
“MASTERSRV=”に、Windows 10 / 11 アップデート支援サーバーのホスト名を入力します(“MASTERSRV=”にのみ値を入力してください)。 |
|
(6) |
ファイルを保存します。 |
|
(7) |
Win10UpdMngInstallerMakerフォルダー内のMakeAgent.batを実行します。 |
|
|
コマンドプロンプト上にパッケージングが成功した旨のメッセージが表示され、Win10UpdMngInstallerMakerフォルダー内に、Windows10UpdateManager.exeが作成されます。 |
パッケージングに失敗した場合のエラーメッセージと対処方法は、次のとおりです。 ・Windows10UpdateManager.exe is exists:すでにWindows10UpdateManager.exeが存在します。削除してから実行してください。 ・setup.exe not found:インストールに必要なファイルが不足しています。Windows 10 / 11 アップデート支援エージェントの圧縮ファイルを解凍し直してください。 ・setup.ini:MASTERSRV is Empty:設定ファイル(setup.ini)の“MASTERSRV”が入力されていません。入力してファイルを保存してください。 |
3Windows 10 / 11 アップデート支援エージェントのインストーラーを配布する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[配布設定]を選択します。 |
|
(3) |
ソフトウェア配布設定画面が表示されます。 |
|
4配布情報を設定する
(1) |
配布情報を設定します。 |
|
|
設定する項目については、次の表を参考にしてください。 |
表10-3-3-2.Windows 10 / 11 アップデート支援エージェントの配布設定項目 |
項目 |
説明 |
|
---|---|---|
設定名 |
設定名を入力します。 例)“Windows 10 / 11 アップデート支援エージェントの配布”と入力 |
|
配布種別詳細 |
配布方法を選択します。 例)[ローカル配布]を選択 |
|
配布対象 |
配布対象を選択します。 例)[ファイル]を選択 |
|
転送元ファイル |
Windows 10 / 11 アップデート支援エージェント(Windows10UpdateManager.exe)のファイルパスを入力します。 入力したパスに配置されている実行可能ファイルが、クライアントにコピーされて実行されます。なお、配布実行完了後は、ファイルが削除されます。 |
|
ユーザー名 |
[転送元ファイル]で、認証が必要なネットワーク上のファイルサーバー(UNCパス)を指定した場合、[ユーザー名]欄にアクセス権限のあるアカウント名を入力します。 ドメインアカウントでアクセスする場合は、Domain\UserNameの形式で入力します。 |
|
パスワード/確認パスワード |
[ユーザー名]欄に入力したアカウントのパスワードを入力します。 |
|
オプション指定 |
指定しません(指定しない場合、サイレントインストールされます)。 |
|
配布サイズ |
Windows 10 / 11 アップデート支援エージェント(Windows10UpdateManager.exe)のファイルサイズを入力します。 |
|
配布開始日時 |
配布開始日時をyyyy/MM/dd hh:mmの形式で入力します。 |
|
配布形式 |
[強制配布]をオンにします。 |
|
配布対象クライアント自動追加時のOS指定 |
|
|
|
対象OS |
[選択]ボタンをクリックすると、「OS選択」画面が表示されます。 [クライアントOS]の[Windows 10]と[Windows 11]にチェックを入れます。 |
対象プラットフォーム |
[x64]、[x86]にチェックを入れます。 |
5配布設定を登録して割り当てる
(1) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
|
(2) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 登録が完了します。 配布設定の詳細については、以下を参照してください。 |
|
(3) |
配布を実行するために、配布対象のクライアントを設定します。 |
Windows 10 / 11 アップデート支援エージェントのインストール後は、OSの再起動が必要です。再起動するまで、Windows 10 / 11 アップデート支援機能は動作しません。 また、Windows 10 / 11 アップデート支援機能を利用するためには、Windows 10 / 11 アップデート支援ライセンスを有効にする必要があります。 |
Windows 10 / 11 アップデート支援エージェントを対応OS以外のOSに配布した場合は、インストールに失敗します。対応OSについては、以下を参照してください。 |
Macクライアントの初期設定、ダウンロード方法やインストールについて説明します。
macOS 11以降のOSにインストールする場合とmacOS 10.15以前のOSにインストールする場合で手順が異なります。
操作ログを収集するためには、Webプラグインのインストールが必要になります。通常、Macクライアントのインストール時に自動的にインストールされます。 Safari、Google Chromeを使用する場合、Macクライアントのインストール後に、Webブラウザーで拡張機能を有効にする設定が必要です。 Firefoxを使用している場合は、Webプラグインのインストール後、初めてFirefoxを起動した際に、個人データの収集に同意するかどうかの確認メッセージが表示されます。Webアクセスログ/Webメール送信ログを取得するには、個人データの収集に同意する必要があります。 |
トラブルが発生した場合は、当社サポートまでご連絡ください。その際、次の情報が必要です。 ・インストーラーのバージョン ・インストールログ(*1) ・プロキシ設定ファイル(ProxyConf.csv)(*2) ・IPv6接続用プロキシ設定ファイル(ProxyConfv6.csv)(*2) ・クライアント設定ファイル(ClientConf.csv)(*2) *1“~<user>/Library/Application Support/ismc/yyyy-mm-dd-ISMCInstaller.log”に出力されます。 *2インストーラー(StandardClientMac_(設定名称)_(顧客コード)_(グループID)_(グループ名).zip)を解凍したディレクトリ内に保存されています。 |
Ver.7.1i以降のMacクライアントをインストールすると、システムサーバーの日次処理とクライアントの設定同期の完了後にQSエージェントが自動配布されます。 なお、ISM LogAnalyticsを利用するには、LogAnalyticsエージェントを別途インストールする必要があります。 インストール方法については、以下を参照してください。
|
10-3-4-1.macOS 11以降のOSにインストールする
macOS 11以降のOSにMacクライアントをインストールする方法について説明します。
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[クライアント導入]→[Macクライアント]の順に選択します。 |
|
(3) |
Macのインストーラー設定画面が表示されます。 |
2インストール形式、初期設定について設定する
(1) |
[名称]欄に、設定名称を入力します。 例:“Macクライアント”と入力 |
|
(2) |
[インストール形式]で、インストールの形式を選択します。 例:[ウィザード形式]を選択 |
|
(3) |
[初期設定]で、初期設定をします。 例:すべてにチェックを入れる 設定詳細については、以下を参照してください。 |
|
(4) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
|
(5) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 登録が完了します。 |
(1) |
[バージョン]から 「グループ選択」画面が表示されます。 |
|
(2) |
クライアント初期登録時に所属させるグループを選択します。 |
|
(3) |
[選択]ボタンをクリックします。 実行ファイルが生成され、ファイルの保存画面が表示されますので、保存先を指定します。 Mac端末から接続可能なファイルサーバーなどに保存してください。 |
(1) |
Macでインストーラー(StandardClientMac_(設定名称)_(顧客コード)_(グループID)_(グループ名).zip)をダウンロードフォルダーに解凍します。 ISMCInstaller.zipが展開されます。 |
|
(2) |
ISMCInstaller.zipをFinderで開き、ISMCInstaller.appファイルをデスクトップに移動します。 |
|
(3) |
デスクトップに移動したISMCInstaller.appを元のフォルダーに戻します。 |
|
(4) |
ISMCInstaller.appを実行します。 ファイルへのアクセス許可を求めるメッセージが表示されます。 |
|
(5) |
[OK]ボタンをクリックします。 変更許可確認メッセージが表示されます。 |
|
(6) |
管理者のアカウント情報を入力し、[OK]ボタンをクリックします。 |
|
(7) |
ウィザードにしたがってインストールします。 インストール完了後に各種設定情報が受信され、インベントリ収集・送信処理が実行されます。 端末での操作方法については、以下を参照してください。
|
ISMCInstaller.app実行時に、「“ISMCInstaller”の開発元を確認できないため、開けません。」というメッセージが表示され、インストールできない場合があります。その場合は、次の手順を実行してください。 ① ISMCInstaller.appを右クリック(または、[Ctrl]キーを押しながらファイルをクリック)します。 ② 表示されるコンテキストメニューから、[開く]を選択します。 ③ 「“ISMCInstaller”の開発元を確認できないため、開けません。」というメッセージが表示されますので、[開く]ボタンをクリックします。 コンテキストメニューからメッセージを表示することで、インストール可能になります。 |
サイエンスパーク社のドライバーが認識されない場合は、ドライバーを許可する必要があります。次の手順を実行してください。 ① 「システム環境設定」画面を表示し、[セキュリティとプライバシー]をクリックします。 ② [一般]タブの[ダウンロードしたアプリケーションの実行許可]に[アプリケーション“dwsdk1141” ③ [許可]ボタンをクリックします。 ④ [プライバシー]タブをクリックします。 ⑤ 画面左のリストの[フルディスクアクセス]をクリックします。 ⑥ 画面右のリストの[jp.co.sciencepark.DWSDKFI1141.systemextension]にチェックを入れます。 ⑦ OSを再起動します。 |
ISMCInstaller.app実行時に、ファイルへのアクセス許可を求めるメッセージで[許可しない]ボタンをクリックすると、ファイルへのアクセス許可がないため、インストールが開始されません。 次の手順を実行し、ファイルへのアクセスを許可してください。 ① 「システム環境設定」画面を表示し、[セキュリティとプライバシー]をクリックします。 ② [プライバシー]タブをクリックします。 ③ [ファイルとフォルダ]を選択します。 ④ [ISMCInstaller]の[“ダウンロード”フォルダ]にチェックを入れます。 |
(1) |
Macクライアントのインストール直後の初回インベントリ収集時に、Macクライアントからの通知を許可するかどうかのメッセージが表示されますので、[許可]をクリックします。 |
|
|
[許可しない]をクリックした場合は、アラートや再起動などの通知が行われません。 |
Macクライアントからの通知を許可するかどうかのメッセージで[許可しない]をクリックし、あとから通知を許可する場合は、次の手順を実行してください。 ① 「システム環境設定」画面を表示し、[通知]をクリックします。 ② [ismc]をクリックします。 ③ [ismcからの通知を許可]の |
10-3-4-2.macOS 10.15以前のOSにインストールする
macOS 10.15以前のOSには、Ver.6.8.9iのMacクライアントをインストールする必要があります(Ver.6.8.10i以降のMacクライアントはインストールできません)。
macOS 10.15以前のOSにVer.6.8.9iのMacクライアントをインストールする方法について説明します。
1Ver.6.8.9i用Macクライアントインストーラーを作成する
(1) |
10-3-4-1. macOS 11以降のOSにインストールするの1~3を実行します。 |
|
(2) |
共通メニューの |
|
(3) |
(1)でダウンロードしたインストーラーを解凍し、展開されたフォルダーに(2)でダウンロードしたファイルを上書きコピーします。 |
|
(4) |
(1)でダウンロードしたインストーラーと同じフォルダー名で圧縮します。 |
2Macクライアントをインストールし、通知を許可する
(1) |
10-3-4-1. macOS 11以降のOSにインストールするの4、5を実行します。 |
10-3-5.Mac機能追加用ソフトウェアをインストールする
クイックリモコンを契約している場合、リモートコントロール機能用のクライアントプログラムをインストールすることができます。
リモートコントロールするクライアントにQRCエージェントをインストールします。
QRCエージェントのインストーラーをダウンロードし、インストールする方法について説明します。
1インストーラーをダウンロードする
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[クライアント導入]→[Mac機能追加用ソフトウェア]の順に選択します。 |
|
(3) |
[QRCエージェント]の[更新日時]から QRCエージェントがダウンロードされます。 Mac端末から接続可能なファイルサーバーなどに保存してください。 |
2QRCエージェントをインストールする
(1) |
QRCエージェントをインストールする端末に、管理者アカウントでログインします。 |
|
(2) |
QRCエージェントのインストーラー(QRCAgentSetup_Mac.zip)を端末のデスクトップに解凍します。 QRCAgentInstaller.appが展開されます。 |
|
(3) |
QRCAgentInstaller.appを実行します。 「ようこそQRCServiceインストーラへ」画面が表示されます。 |
|
(4) |
[続ける]ボタンをクリックします。 「“(ディスク名)”に標準インストール」画面が表示されます。 |
|
(5) |
[インストール]ボタンをクリックします。 管理者アカウント入力画面が表示されます。 |
|
(6) |
管理者のアカウント情報を入力し、[ソフトウェアをインストール]ボタンをクリックします。 インストールが開始されます。 インストールが完了すると、「インストールが完了しました。」画面が表示されます。 |
3インストールを完了する
(1) |
[閉じる]ボタンをクリックします。 ウィザードが閉じます。 |
MacのQRCクライアントをリモートコントロールするには、画面収録とアクセシビリティの設定を許可しておく必要があります。次の手順を実行してください。 ① 「システム環境設定」画面を表示し、[セキュリティとプライバシー]をクリックします。 ② [プライバシー]タブをクリックします。 ③ [アクセシビリティ]を選択します。 ④ [IRCService]にチェックを入れます。 ⑤ [画面収録]を選択します。 ⑥ [IRCService]にチェックを入れます。 |
Androidクライアントを導入するには、Android端末へのクライアントアプリ(ISM CloudOne)とネットワーク接続制御アプリ(ISMC NWManager)のインストール、初期設定URLへのアクセスが必要です。
Androidクライアントを組織内ネットワーク経由で管理する場合、HTTP(ポート番号:80)、HTTPS(ポート番号:443)によるインターネットへの通信が可能である必要があります(*)(モバイルネットワーク回線で管理する場合、設定は不要です)。また、Androidクライアントと中継サーバーは定期的に通信して、設定や収集した情報の送受信を行います。
このため、管理対象のAndroidクライアントについては、あらかじめ通信料金の定額サービスに加入しておくことをお奨めします。
*初期登録時のみ、Androidクライアントと中継サーバーはHTTP通信を行います。
10-3-6-2.クライアントアプリとネットワーク接続制御アプリをインストールする
クライアントアプリをインストールするには、Android端末とGoogleアカウントの紐付けを解除し、端末を初期化(工場出荷時状態にリセット)する必要があります。端末を初期化したあと、インストール用のQRコードを読み取ると、クライアントアプリをインストールできます。インストール用のQRコードは以下のサイトで確認できます。
https://download-ism-android.qualitysuite.net/application/ISMCloudOneInstQR.html
Wi-Fiネットワークへの接続を制御する場合は、インストール用のQRコードを読み取ってネットワーク接続制御アプリをインストールします。インストール用のQRコードは以下のサイトで確認できます。
https://download-ism-android.qualitysuite.net/application/NWManagerInstQR.html
クライアントアプリ、ネットワーク接続制御アプリは、開発元であるクオリティソフト株式会社製のAndroidアプリです。
クライアントアプリをインストールする前に、端末とGoogleアカウントの紐付けを必ず解除してください。初期化後の端末にGoogleアカウントの情報が残っていた場合、クライアントアプリのインストールに失敗します。 |
Android端末がアップデート用サーバー(download-ism-android.qualitysuite.net)とHTTPS(ポート番号:443)で通信できるようにしてください(ファイアウォールやプロキシなどで、アップデート用サーバーへのアクセスがブロックされないように設定してください)。 |
図10-3-6-2-1.Android端末へのクライアントアプリのインストール |
図10-3-6-2-2.Android端末へのネットワーク接続制御アプリのインストール |
端末での操作方法については、以下を参照してください。
『端末利用者ガイド』3-1. Androidクライアントをインストールしよう
ネットワーク接続制御アプリについて、次の注意点があります。 ・端末の設定で[位置情報]→[位置情報の使用]がオフになっている場合、Wi-Fiの接続先一覧画面に電波強度が表示されません。また、Wi-Fiの接続や切断ができません。 ・端末によっては、ネットワーク接続制御アプリでWi-Fiの自動接続をオフにしていても、自動的に接続される場合があります。 |
Androidクライアントをインストールした端末をサーバーに登録するための初期設定メールを設定します。
端末が、受信したメールに記載されているURLに接続することで、初期設定が完了します。
① 特定のメールアドレスからのみ、Android端末がメールを受信できるように設定している場合は、サービスプロバイダー/サービス管理者から通知された送信元アドレスを確認して、初期設定メールを受信できるようにメールの受信設定を変更します。 ② グループ管理者で初期設定をする場合は、[運用設定権限]または[グループ運用設定権限]を付与し、管理グループに[未所属]を追加してください。 |
1「初期設定」画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[クライアント導入]→[Android]→[初期設定]の順に選択します。 「初期設定」画面が表示されます。 |
2初期設定メールを送信する
(1) |
[送信先メールアドレス]欄に、クライアント初期設定メールを送信するAndroid端末のメールアドレスを入力します。 複数のメールアドレスを入力する場合は、カンマ(,)区切りで入力してください(最大50件)。 |
|
(2) |
[件名]/[本文]欄に、初期設定メールの件名と本文を入力します。 |
|
(3) |
[送信]ボタンをクリックします。 |
|
(4) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 初期設定メールが送信されます。 |
未登録のAndroidクライアントは、このURLにアクセスすることで本サービスに登録されます。 初期設定メールには、自動で初期設定URLが追加されます。 クライアントアプリのインストール後にAndroid端末でユーザーコンソールにログインし、 |
初期設定メールは、1つのメールアドレスに対して、1台のAndroid端末で受信するようにしてください。 1つのメールアドレスを使用して複数のAndroid端末で初期設定メールを受信し、それぞれ初期登録を行うと、「Androidクライアント登録状況」画面で登録状況を正しく管理できない場合があります。 |
10-3-6-4.クライアント初期設定メールから初期登録する
クライアントアプリのインストール後、管理者から送信される初期設定メールのURLにアクセスし、初期登録を行います。
初期登録が完了すると、「Your registration was successful.」というメッセージが通知されます。
図10-3-6-4.Android端末での初期登録 |
端末での操作方法については、以下を参照してください。
『端末利用者ガイド』3-1. Androidクライアントをインストールしよう
何らかの理由で初期登録に失敗した場合は、「Your registration was failed.」というメッセージが通知されます。 |
Android 8~Android 10の場合、通知画面に「ISM CloudOneを実行しています」というメッセージが常に表示されます。 Android 11以降の場合、通知画面に「位置情報へのアクセスが許可されています」と「ISM CloudOneを実行しています」というメッセージが常に表示されます。 |
10-3-6-5.Androidクライアントの登録状況を確認する
Androidクライアントの登録が完了しているかどうかを確認します。
1「Androidクライアント登録状況」画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[クライアント導入]→[Android]→[Androidクライアント登録状況]の順に選択します。 「Androidクライアント登録状況」画面が表示されます。 |
2Androidクライアントの登録状況を確認する
(1) |
Androidクライアントの登録状況を確認します。 確認できる項目は、次の表のとおりです。 |
|
表10-3-6-5.[Androidクライアント登録状況]表示項目 |
項目 |
説明 |
---|---|
登録状況 |
Androidクライアント登録状況が表示されます。 [登録済み]/[未登録] |
送信先メールアドレス |
初期設定メールを送信したメールアドレスが表示されます。 |
メール送信日時 |
初期設定メールの送信日時が表示されます。 |
ハードウェア名 |
Androidクライアントのデバイス名、または電話番号が表示されます。 |
クライアント状態 |
Androidクライアントの状態が表示されます。 [削除]/[休止]/[運用中]/(空欄) |
クライアント登録日時 |
Androidクライアントが登録された日時が表示されます。 |
iOS端末を管理するには、管理対象のiOS端末にMDM構成プロファイルとiOSクライアントプログラムをインストールする必要があります。iOSクライアントプログラムは、位置情報取得、JailBreak検知、アプリケーションポータル機能を利用する場合に必要です。
iOSクライアントを組織内ネットワーク経由で管理する場合、次の事項を満たす必要があります(モバイルネットワーク回線で管理する場合、設定は不要です)。
・HTTPS(ポート番号:443)によるインターネットへの通信が可能であること
・ポート番号:5223によるインターネットへの通信が可能であること
また、iOSクライアントはAPNsサーバー経由でインベントリ収集などの処理要求を受信して処理を行い、そのあとシステムサーバーと通信して収集した情報を送信します。このため、管理対象のiOSクライアントについては、あらかじめ通信料金の定額サービスに加入しておくことをお奨めします。
万が一の紛失や盗難に備えて、iOS端末にパスコードを設定しておくことをお奨めします。iOS端末への緊急操作として画面ロックが行えますが、パスコードが設定されていない場合、画面ロックは誰でも解除できるためです。 |
10-3-7-2.MDM構成プロファイル/iOSクライアントプログラムをインストールするための手順
MDM構成プロファイルをiOS端末に配布すると、iOSクライアントを管理できるようになります。
iOSクライアントプログラムを自動でインストールする設定にしている場合、MDM構成プロファイルのインストール後にインストールされます。
MDM構成プロファイルをインストールするまでの流れは、次の表のとおりです。
表10-3-7-2.MDM構成プロファイル/iOSクライアントプログラムのインストール順序 |
STEP |
作業内容 |
参照先/説明 |
---|---|---|
① |
MDM構成プロファイルの作成 |
|
② |
MDM構成プロファイルをiOS端末へ送付 |
|
③ |
MDM構成プロファイル/iOSクライアントプログラムのインストール |
iOSクライアントプログラムを自動でインストールする設定にしている場合、MDM構成プロファイルのインストール後にインストールされます。 |
MDM構成プロファイルの作成方法について説明します。
MDMベンダー署名済み証明書をユーザーコンソールからダウンロードし、Apple署名済み証明書を取得してシステムサーバーにアップロードすることで、MDM構成プロファイルが自動的に生成されます。
Apple署名済み証明書を取得するには、Apple Push Certificates Portalへサインインする必要があります。 そのため、Apple IDの取得が必要です。 |
1「MDM構成プロファイル」画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[クライアント導入]→[iOS]→[MDM構成プロファイル]の順に選択します。 「MDM構成プロファイル」画面が表示されます。 |
2ベンダー署名済み証明書ファイルをダウンロードする
(1) |
[MDMベンダー署名済み証明書ダウンロード]の[ダウンロード]ボタンをクリックします。 MDMベンダー署名済み証明書ファイルを保存します。 |
|
3Apple Push Certificates Portalにサインインする
(1) |
[Apple署名済み証明書ダウンロード]の[Apple Push Certificates Portalへ接続]ボタンをクリックします(ボタンが表示されない場合は、https://idmsa.apple.com/IDMSWebAuth/ |
|
|
「Apple IDを使ってサインイン」画面が表示されます。 Internet Explorerでは、正しく動作しない場合があります。Google Chrome等のWebブラウザーを使用して接続することをお奨めします。 |
|
(2) |
Apple IDとパスワードを入力し、 「2ファクタ認証」画面が表示され、Apple IDを使用している端末に、Apple ID確認コードが送信されます。 |
|
Apple署名済み証明書を更新する際は、新規取得時に入力したApple IDでサインインしてください。 |
(3) |
Apple ID確認コードを入力します。 「Apple IDとプライバシー」画面が表示されます。 |
|
(4) |
[次に進む]ボタンをクリックします。 「Get Started」画面が表示されます。 |
|
4Apple署名済み証明書ファイルを取得する
(1) |
[Create a Certificate]ボタンをクリックします。 「Terms of Use」画面が表示されます。 |
|
Apple署名済み証明書の更新時は、[Renew]ボタンをクリックして、ベンダー署名済み証明書(request_property)をアップロードしてください。 [Create a Certificate]ボタンをクリックして証明ファイルをアップロードすると、証明書が新規で発行されるため、運用中のiOSクライアントにインストールされているMDM構成プロファイルと合致しなくなります。この場合、システムサーバーでMDM構成プロファイルの更新が完了しても、iOSクライアントにインストールされているMDM構成プロファイルは自動更新されないため、iOSクライアントからMDM構成プロファイルをアンインストールしたあと、再度インストールする作業が必要になります。 |
(2) |
[I have read and agree to these terms and conditions.]にチェックを入れます。 |
|
(3) |
[Accept]ボタンをクリックします。 「Create a New Push Certificate」画面が表示されます。 |
|
(4) |
[ファイルを選択]ボタンをクリックして、ユーザーコンソールからダウンロードしたベンダー署名済み証明書ファイル(request_property)を指定します。 |
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(5) |
[Upload]ボタンをクリックします。 アップロードが成功すると、「Confirmation」画面が表示されます。 |
Internet Explorerを使用している場合、証明書ファイルの取得時(更新時)にセキュリティの警告画面が表示されることがあります。このときは、次のように操作して証明書ファイルを取得してください。 |
(6) |
[Download]ボタンをクリックし、Apple署名済み証明書ファイルをダウンロードします。 |
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5Apple署名済み証明書ファイルをアップロードする
(1) |
[Apple署名済み証明書アップロード]で[ファイルを選択してください]ボタンをクリックします。 |
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(2) |
ファイルの選択画面が表示されますので、ダウンロードしたApple署名済み証明書ファイル(MDM_ Quality Corporation_Certificate.pem)を選択します。 |
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(3) |
[名前]/[組織]/[説明]欄に、クライアント側に表示する内容を入力します。 |
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(4) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
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(5) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 登録が完了します。 |
MDM構成プロファイルを更新する際は、登録済みのMDM構成プロファイルを削除せずに再登録してください。今まで使用していた署名済み証明書と異なるファイルを登録した場合、証明書が異なるためiOS端末でMDM構成プロファイルをインストールし直す作業が必要になることがあります。 |
Apple署名済み証明書を更新しても、iOS端末のMDM構成プロファイルの有効期限は更新されません。 証明書の更新後に、[Apple署名済み証明書アップロード]の[有効期限]が更新されていることを確認してください。有効期限が更新されていればiOS端末を引き続き利用できますので、MDM構成プロファイルを再配布する必要はありません。 |
本サービスで管理するiOS端末に初期設定メールを送信します。
iOSクライアントプログラムをMDM構成プロファイルのインストール後に自動インストールするかどうかを設定できます。
① 初期設定メールを送信するには、サービスプロバイダー/サービス管理者でスマートデバイス管理が行えるように設定して、MDM構成プロファイルを登録します。 ② 特定のメールアドレスからのみ、iOS端末がメールを受信できるように設定している場合は、サービスプロバイダー/サービス管理者から通知された送信元アドレスを確認して、初期設定メールを受信できるようにメールの受信設定を変更します。 ③ グループ管理者で初期設定をする場合は、[運用設定権限]または[グループ運用設定権限]を付与し、管理グループに[未所属]を追加してください。 |
1「初期設定」画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
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(2) |
左メニューから、[クライアント導入]→[iOS]→[初期設定]の順に選択します。 |
2初期設定メールを送信する
(1) |
[送信先メールアドレス]欄に、クライアント初期設定メールを送信するiOS端末のメールアドレスを入力します。 複数のメールアドレスを入力する場合は、カンマ(,)区切りで入力してください(最大50件)。 |
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(2) |
[件名]/[本文]欄に、初期設定メールの件名と本文を入力します。 |
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(3) |
iOSクライアントプログラムをインストールする場合は、[iOSクライアントプログラムの自動インストールを行う]にチェックを入れます。 |
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(4) |
[送信]ボタンをクリックします。 |
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(5) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 初期設定メールが送信されます。 |
[ハードウェア]メニュー→[ハードウェア一覧]で対象クライアントのチェックボックスにチェックを入れて、 |
10-3-7-5.MDM構成プロファイル/iOSクライアントプログラムをインストールする
iOS端末で受信したメールを開き、MDM構成プロファイルをインストールします。
パスコードを設定している場合は、パスコードの入力が必要です。
iOSクライアントプログラムを自動でインストールする設定にしている場合、MDM構成プロファイルのインストール後にインストールされます。
図10-3-7-5.MDM構成プロファイル/iOSクライアントプログラムのインストール |
MDM構成プロファイルがインストールできない場合は、次の事項を確認してください。
・iOS標準のメールアプリでメールを受信しているかどうかを確認してください。iOS標準のメールアプリ以外で受信すると、MDM構成プロファイルをインストールできません。
・すでに該当のiOS端末をiOSクライアントとして登録済みで、休止しているときはインストールエラーとなります。
この場合は、そのiOSクライアントを復活させてください(MDM構成プロファイルのインストールは不要です)。
または、該当のiOSクライアントの情報をユーザーコンソールから削除したあと、MDM構成プロファイルを再度インストールしてください。
・別のMDM構成プロファイルがインストールされているときはインストールエラーとなります。いったんMDM構成プロファイルをアンインストールしたあと、再度インストールしてください。
・別の組織に該当のiOS端末をiOSクライアントとして登録済みで、運用/休止クライアントとして存在する場合は、インストールエラーとなります。この場合は、別の組織に登録されているiOSクライアントを削除してください。
・インターネットに次のポートで接続できる必要があります。設定を確認してください。
・HTTPS(ポート番号:443)による通信が可能であること(*)
・ポート番号:5223による通信が可能であること
*HTTPSポート番号が変更されている場合は、そのポート番号を開く必要があります。サービスプロバイダー/サービス管理者に確認してください。
初めてiOSクライアントプログラムをインストールした場合、端末から[ISM CloudOne]アプリを手動で起動する必要があります。アプリは常に起動した状態にしてください。終了すると、位置情報取得、JailBreak検知、アプリケーションポータル機能が利用できなくなります。
端末での操作方法については、以下を参照してください。
『端末利用者ガイド』4-1. iOSクライアントをインストールしよう
iOSクライアントアプリのインストール時に、位置情報の使用を[Appの使用中は許可]→[“常に許可”に変更]の順に設定すると、数日おきにバックグラウンドでの位置情報の使用を許可したままにするかどうかのメッセージが表示されます。表示されたメッセージで、[常に許可]ボタンをタップしてください。 位置情報の使用を[許可しない]にした場合は、管理者が位置情報を取得できません。この場合、1日1回、位置情報サービスの許可を促す通知が行われます(通知方法は、端末の設定により異なります)。iOS端末の[設定]→[プライバシー]→[位置情報サービス]から[ISM CloudOne]の設定で[位置情報の利用を許可]を[常に]に変更してください。 |
MDM構成プロファイルとiOSクライアントプログラムのインストールが完了しているかどうかを確認します。
iOSクライアントプログラムは、初期設定メールで[iOSクライアントプログラムの自動インストールを行う]にチェックを入れた場合にインストールされます。
1「ハードウェア一覧」画面を表示する
(1) |
メニューから[ハードウェア]を選択します。 |
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(2) |
左メニューから[ハードウェア一覧]を選択します。 クライアント一覧が表示されます。 |
2検索条件を指定する
(1) |
[検索条件を表示]をクリックします。 検索機能が表示されます。 |
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(2) |
ハードウェア種別で、 一覧にiOSクライアントが表示されます。 |
3クライアント種別を確認する
(1) |
一覧で[クライアント種別]を確認します。 MDM構成プロファイルのみインストールされている場合は、[iOS]と表示されます。 |
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iOSクライアントプログラムもインストールされている場合は、[iOS(クライアントプログラム)]と表示されます。 |
[ハードウェア]メニュー→[ハードウェア一覧]で対象クライアントのチェックボックスにチェックを入れて、 ① 共通メニューの[(ログイン名)]から、[コマンド実行結果確認]を選択します。 ② iOSクライアントプログラムを配布したクライアントの[ステータス詳細]を確認します。 |
クライアントの端末に、App Storeから直接ダウンロードしたiOSクライアントプログラムがインストールされている可能性があります。ユーザーに、アンインストールするよう連絡してください。 ユーザーがアンインストールしたあと、初期設定メール、またはコマンド実行でiOSクライアントプログラムを再度インストールしてください。 |