付録-11.VDIリンククローンモード設定ツールを使用して設定を変更する

リンククローンクライアントをインストール後、操作ログファイルの保存先などを変更したい場合は、VDIリンククローンモード設定ツールを実行します。

事前設定.png

ISM600U_運用設定アイコン.png→[クライアント導入]→[Windowsユーティリティ]、または、共通メニューのISM600U_ダウンロードアイコン.png→[その他]タブから、VDIリンククローンモード設定ツールをダウンロードします。

VDIリンククローンモード設定ツールを実行するには、管理者アカウントでログオンする必要があります。

ツールを実行するときのオプション指定のパラメーターは、次のとおりです。

ISMCLCCfg.exe リンククローンモード インベントリ収集設定 操作ログファイル保存先 アカウント名 パスワード

実行例は、次のとおりです。なお、「C:\>」はコマンドラインのプロンプトを表すものとします(以下はオプション指定例のため、コピーして使用しないでください)。

C:\>ISMCLCCfg.exe 1 1 \\Fileserver\LogData administrator password

指定できるオプションは、次の表のとおりです。なお、オプションは次の順番で入力する必要があります。

表 付録-11. オプション

No

オプション

説明

1

リンククローンモード
(必須)

リンククローンモードとして動作するかどうかを指定します。必ず1を指定してください。

1:リンククローンモードON

2

インベントリ収集設定
(任意)

リンククローンモード時に、ハードウェアインベントリ以外の収集を行うかどうかを指定します。指定しない場合は、0として扱われます。

0:ハードウェアインベントリの収集のみ行う

1:ハードウェアインベントリ以外の収集も行う

3

操作ログファイル保存先
(任意)

リンククローンモード時の操作ログファイル保存先を指定します。ネットワーク上の共有フォルダー、またはローカルフォルダーを指定できます(150文字まで)。

4

アカウント名(任意)

操作ログファイル保存先へのアクセスアカウント名を指定します。

5

パスワード(任意)

操作ログファイル保存先へのアクセスパスワードを指定します。

重要.png   ユーザー名の設定

リンククローン環境でログ取得する場合は、VDIリンククローンモード設定ツールのオプションで[アカウント名]にユーザー名のみ指定すると、共有フォルダーへのログ保存ができないことがあります。そのため、以下のいずれかの形式で[アカウント名]を指定する必要があります。

ユーザー名指定なし

マシン名\ユーザー名

ユーザー名@ドメイン名

ドメイン名(NetBIOS)\ユーザー名