Windowsクライアントに対して、ソフトウェア、ファイル/フォルダー、レジストリを配布できます。
Android/iOSクライアントに対しては、ソフトウェアを配布できます。
また、Windowsクライアントに実施されていない配布設定の通知や、ファイル/フォルダーの最大ダウンロード数の制限ができます。クライアントごとに配布できる設定については、次の表のとおりです。
表10-9. クライアントごとの配布設定 |
クライアント |
配布種別 |
参照先 |
|
---|---|---|---|
Windows |
ソフトウェア配布 |
クラウド配布(QSS連携)(*2) |
|
クラウド配布(追加ファイル) |
|||
ローカル配布(*2) |
|||
ファイル配布 |
クラウド配布(QSS連携)(*2) |
||
ローカル配布(*2) |
|||
フォルダー配布 |
ローカル配布(*2) |
||
レジストリ配布 |
|||
Android |
ソフトウェア配布 |
||
iOSクライアント |
ソフトウェア配布 |
*1ユーザーに対する配布通知設定ができます。
*2配布ファイル/フォルダーのダウンロード制御設定ができます。
ドメインコントローラーサーバーにソフトウェアやファイルを配布する場合や、ドメインに所属するWindowsクライアントに配布する場合は、デフォルトドメインポリシーをローカルログオン許可に設定する必要があります。 |
QS版ソフトウェア配布を契約している場合は、 QS版ソフトウェア配布の操作方法については、以下を参照してください。
なお、ソフトウェア配布コンソールを開く際は、必ず |
10-9-1.Windowsクライアントに配布するための事前設定
Windowsクライアントに配布するための事前設定について説明します。
QSSを導入している場合は、QSSと連携してソフトウェア/ファイルをクラウド配布するための連携設定をします。
QSSとの連携について、次の注意点があります。 ・配布対象のWindowsクライアントからQSSサーバーに接続できるネットワーク環境が必要です。QSSサーバーのアドレスは、共通メニューの[(ログイン名)]→[契約情報]→[契約設定(Windows)]→[クラウド配布(QSS連携)]の[サーバーアドレス] で確認できます。 ・連携用のアカウントは、QSSの管理者アカウントを登録する必要があります。 ・QSSコンソールで連携用のアカウント情報を変更した場合は、ユーザーコンソールの ・QSSコンソールへのログインパスワードの文字数は無制限ですが、本サービスと連携する場合は50文字以内に設定する必要があります。 ・QSSの二要素認証を設定している場合でも、ユーザーコンソール上では二要素認証をせずにQSSの操作ができます。 |
1「QSS連携設定」画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[配布設定]→[QSS連携設定]の順に選択します。 「QSS連携設定」画面が表示されます。 |
2QSS連携設定をする
(1) |
QSSと連携するための情報を入力します。 |
|
|
設定できる項目は、次の表のとおりです。 |
表10-9-1-1.QSS連携設定 |
項目 |
説明 |
---|---|
会社ID |
QSSで設定されている会社IDを入力します。 |
ユーザーID |
QSSで設定されている管理者アカウントのユーザーIDを入力します。 |
パスワードを変更する |
パスワードを変更する場合にチェックを入れ、[パスワード]/[確認パスワード]に変更するパスワードを入力します。 パスワードが設定済みの場合のみ表示されます。 |
パスワード/確認パスワード |
管理者アカウントのパスワードを入力します。 |
3QSSサーバーへの接続確認をして登録を完了する
(1) |
[接続確認]ボタンをクリックします。 入力した会社ID、ユーザーID、パスワードでQSSサーバーへの接続確認を行います。 QSSサーバーとの接続に成功すると、接続成功のメッセージが表示されます。 |
|
(2) |
[閉じる]ボタンをクリックします。 メッセージが閉じます。 |
|
(3) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
|
(4) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 登録が完了します。 |
10-9-1-2.配布通知とファイル/フォルダーのダウンロード制御を設定する
Windowsクライアントへの配布通知設定、配布ファイル/フォルダーのダウンロード制御設定について説明します。
配布通知は、管理者が新しい配布設定を追加したとき、ユーザーに配布の実行を促すために、バルーンまたは、ダイアログで通知する機能です。ユーザーが任意のタイミングで配布を実行できるように設定する場合に利用できます。実行されていない配布設定があると、設定同期時に毎回通知されます。
ファイルダウンロード制御は、ファイル/フォルダーのダウンロード時のネットワーク帯域量や同時ダウンロード数を指定することで、配布時のネットワーク負荷を軽減させる機能です。[ローカル配布]、[クラウド配布(QSS連携)]の場合に制御できます。
1「配布通知設定」画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[配布設定]を選択します。 |
|
(3) |
「配布通知設定」画面が表示されます。 |
|
2配布の通知設定をする
(1) |
[未実施の配布設定がある場合、ユーザーに通知する]にチェックを入れます。 |
|
(2) |
通知方法を選択します。 |
|
(3) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
|
(4) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 登録が完了します。 |
3ファイル/フォルダーのダウンロード制御設定をする
(1) |
「ファイルダウンロード制御設定」画面が表示されます。 |
|
(2) |
[配布ファイルのダウンロード制御を行う]にチェックを入れます。 |
|
(3) |
[利用可能ネットワーク帯域]欄に、配布で利用するネットワーク帯域を入力します。 |
|
(4) |
[最大同時ダウンロード数]欄に、同時にダウンロードするクライアント数を入力します。 |
|
(5) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
|
(6) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 登録が完了します。 |
配布実行アカウントを登録する手順について説明します。
[配布実行アカウント一覧]に管理者権限のアカウント情報を登録しておくと、ソフトウェア配布の配布形式で[ユーザー任意のタイミングで配布]を指定して管理者権限が必要なソフトウェアを配布する場合に、権限をログオンユーザーから管理者に切り替えてファイルを実行できます。なお、[強制配布]を指定する場合は、システム権限で強制的にインストールされます。
最大20アカウント登録できます。
配布実行アカウントには、ビルトインのAdministratorアカウントを登録してください。PCごとに登録されているローカルの管理者アカウントでは、ファイル実行ができません。 [配布実行アカウントを利用する]が有効な配布設定でソフトウェアが配布されると、クライアント側では、配布実行アカウント一覧の情報を基に1アカウントずつファイル実行を試行します。いずれの配布実行アカウントでもファイル実行ができなかった場合や、配布実行アカウント一覧にアカウントが1つも登録されていない場合には、システム権限で実行されます。 |
ユーザーコンソールとソフトウェア配布コンソールの配布実行アカウントは連動しません。 QS版ソフトウェア配布を利用する場合は、ソフトウェア配布コンソールで配布実行アカウントを設定してください。 詳細については、以下を参照してください。
|
1配布実行アカウント作成画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[配布設定]→[配布実行アカウント一覧]の順に選択します。 「配布実行アカウント一覧」画面が表示されます。 |
|
(3) |
配布実行アカウント作成画面が表示されます。 |
2配布実行アカウント情報を登録する
(1) |
配布実行アカウントの情報を入力します。 |
|
|
設定できる項目は、次の表のとおりです。 |
表10-9-1-3.配布実行アカウント一覧 |
項目 |
説明 |
|
---|---|---|
アカウント名 |
管理者アカウント名を入力します。 |
|
パスワード/確認パスワード |
管理者アカウントのパスワードを入力します。 |
|
ドメインを利用する |
ドメインを利用する場合にチェックを入れます。 |
|
|
ドメイン名 |
[ドメインを利用する]にチェックを入れた場合に、ドメイン名を入力します。 |
(2) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
|
(3) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 |
|
|
登録が完了します。 |
|
Windowsクライアントに、ソフトウェア、ファイル/フォルダー、レジストリを配布できます。
配布設定は、スタンダード/リンククローンクライアントに対して有効です。
ソフトウェア配布には、[クラウド配布(QSS連携)]、[クラウド配布(追加ファイル)]、[ローカル配布]があります。
・クラウド配布(QSS連携):QSSサーバーにアップロードしたファイルをクラウド配布します。(*)
・クラウド配布(追加ファイル):サービスプロバイダー/サービス管理者があらかじめ本サービスに登録したファイルを使用して配布します。
・ローカル配布:組織のネットワーク内にあるファイルサーバーを利用して配布します。
*QSSを導入している場合のみ、QSS連携機能を利用できます。
10-9-2-1.ソフトウェア配布を設定する(クラウド配布(QSS連携))
クラウド配布(QSS連携)でソフトウェアを配布するための設定方法について説明します。
クラウド配布(QSS連携)を利用したソフトウェア配布の流れは、次のとおりです。
図10-9-2-1.Windowsクライアントへの配布の流れ(クラウド配布(QSS連携)) |
ここでは、例として、QSSサーバーに“業務用ソフト.exe”をアップロードし、OSがWindows 8/Windows 8.1/Windows 10/Windows 11のクライアントに配布する手順について説明します。
QSS連携設定をします。 |
クラウド配布(QSS連携)でソフトウェアを配布する場合、配布するクライアントで次のサーバーアドレスへの通信を許可してください(ポート443で通信できる必要があります)。 ・api.directcloud.net ・cdn.directcloud.jp ・cdn.directcloud.net ・officebox-tokyo.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com |
1ソフトウェア配布設定画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[配布設定]を選択します。 |
|
(3) |
ソフトウェア配布設定画面が表示されます。 |
|
2配布設定を開始する
(1) |
[設定名]欄に、設定名を入力します。 例:“ソフトウェア配布”と入力 |
|
(2) |
[配布種別詳細]で、配布方法を選択します。 例:[クラウド配布(QSS連携)]を選択 |
|
(3) |
[ソフトウェア]の[選択]ボタンをクリックします。 「QSS配布ファイル選択」画面が表示されます。 |
3QSSにファイルをアップロードして配布ファイルとして選択する
(1) |
左ツリーからファイルをアップロードするフォルダーを選択します。 |
|
(2) |
「QSSファイルアップロード」画面が表示されます。 |
|
(3) |
[ファイルを選択してください]ボタンをクリックします。 |
|
(4) |
ファイル選択画面が表示されますので、配布するファイルを選択します。 例:“業務用ソフト.exe”を選択 |
|
(5) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
|
(6) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 アップロードが完了し、「QSS配布ファイル選択」画面に戻ります。 |
|
(7) |
アップロードしたファイルを選択します。 配布ファイルとして、製品ファイル(*.exe、*.msi、*.msp、*.msu、*.bat、*.vbs、*.vbe)を選択できます。 |
|
(8) |
[選択]ボタンをクリックします。 「QSS配布ファイル選択」画面が閉じ、ソフトウェア配布設定画面に戻ります。 |
QSSストレージの利用状況([契約容量]/[ストレージの使用量]/[空き容量])は、QSS全体での値です。本サービスとの連携用の管理者アカウントに割り当てられている容量は表示されません。 そのため、[空き容量]の値に余裕があっても連携用の管理者アカウントに割り当てられている容量が不足している場合は、My Boxにファイルをアップロードすることができません。My Boxにアップロードできない場合は、連携用の管理者アカウントに割り当てられている容量を増やすか、Shared Boxにアップロードしてください。 |
検索ボックスにファイル名を入力して |
(1) |
[オプション指定]欄に、実行時のオプションを入力します。 製品ファイルごとに指定できるオプションが異なります。配布する製品のドキュメントを参照してください。 |
|
(2) |
[配布開始日時]で、配布を開始する日時を指定します。 |
|
|
配布開始日時以降に、Windowsクライアントがシステムサーバーと通信すると配布が実行されます。 |
|
(3) |
[配布形式]を選択します。 例:[ユーザー任意のタイミングで配布]を選択 |
強制配布では、インストーラーのウィザード画面は表示されないため、ウィザード画面が表示されないインストーラーを使用するか、[オプション指定]欄にサイレントインストールオプションを指定する必要があります。 |
(1) |
配布対象クライアントへ自動追加したいOSがある場合は、[対象OS]の[選択]ボタンをクリックします。 「OS選択」画面が表示されます。 |
|
(2) |
自動で配布対象とするOSを選択します。 例:[Windows 8]/[Windows 8.1]/[Windows 10]/[Windows 11]を選択 |
|
(3) |
[選択]ボタンをクリックします。 対象OSの選択が完了し、ソフトウェア配布設定画面に戻ります。 |
|
(4) |
[対象プラットフォーム]から対象とするプラットフォームを選択します。 |
|
|
配布設定の詳細については、以下を参照してください。 |
グループに配布設定を割り当てた場合に有効になります。 [配布対象クライアント自動追加時のOS指定]を設定していない場合は、グループ内のすべてのWindows OSが配布対象になります。 [配布対象クライアント自動追加時のOS指定]を設定している場合は、グループ内の指定したOSが配布対象となります。 |
(1) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
|
(2) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 登録が完了します。 配布を実行するためには、配布対象のクライアントを設定する必要があります。 |
10-9-2-2.ソフトウェア配布を設定する(クラウド配布(追加ファイル))
クラウド配布(追加ファイル)でソフトウェアを配布するための設定方法について説明します。
クラウド配布(追加ファイル)を利用したソフトウェア配布の流れは、次のとおりです。
図10-9-2-2.Windowsクライアントへの配布の流れ(クラウド配布(追加ファイル)) |
ここでは、例として、サービスプロバイダー/サービス管理者があらかじめ本サービスに登録した“業務用ソフト.exe”を、OSが Windows 8/Windows 8.1/Windows 10/Windows 11のクライアントに配布する手順について説明します。
1ソフトウェア配布設定画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[配布設定]を選択します。 |
|
(3) |
ソフトウェア配布設定画面が表示されます。 |
|
2配布設定を開始する
(1) |
[設定名]欄に、設定名を入力します。 例:“ソフトウェア配布”と入力 |
|
(2) |
[配布種別詳細]で、配布方法を選択します。 例:[クラウド配布(追加ファイル)]を選択 |
|
(3) |
[ソフトウェア]の[選択]ボタンをクリックします。 「クラウド配布ソフトウェア選択」画面が表示されます。 |
3配布するファイルを選択する
(1) |
サービスプロバイダー/ サービス管理者が登録済みのファイルが表示されますので、配布するファイルを選択します。 例:“業務用ソフト.exe”を選択 |
|
(2) |
[選択]ボタンをクリックします。 「クラウド配布ソフトウェア選択」画面が閉じ、ソフトウェア配布設定画面に戻ります。 |
4詳細を設定して配布設定を登録する
(1) |
10-9-2-3.ソフトウェア配布を設定する(ローカル配布)
ローカル配布でソフトウェアを配布するための設定方法について説明します。
ローカル配布を利用したソフトウェア配布の流れは、次のとおりです。
図10-9-2-3.Windowsクライアントへの配布の流れ(ローカル配布) |
ローカル配布では、配布対象を[ファイル]または[フォルダー]から選択できます。
単体で実行可能なソフトウェアを配布する場合は、[ファイル]を選択します。
実行に複数のファイルが必要なソフトウェアをフォルダーごと配布する場合は、[フォルダー]を選択します。
ここでは、例として、組織のネットワーク内のファイルサーバーにあるフォルダーを、OSがWindows 8/
Windows 8.1/Windows 10/Windows 11のクライアントに配布し、フォルダー内の“業務用ソフト.exe”を実行する手順について説明します。
組織のネットワーク内にあるファイルサーバーに、配布するフォルダーまたは製品ファイル(*.exe、*.msi、*.msp、*.msu、*.bat、*.vbs、*.vbe)を配置します。 |
1ソフトウェア配布設定画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[配布設定]を選択します。 |
|
(3) |
ソフトウェア配布設定画面が表示されます。 |
|
2配布設定を開始する
(1) |
[設定名]欄に、設定名を入力します。 例:“ソフトウェア配布”と入力 |
|
(2) |
[配布種別詳細]で、配布方法を選択します。 例:[ローカル配布]を選択 |
|
(3) |
[配布対象]で、配布対象を選択します。 例:[フォルダー]を選択 |
|
(4) |
[転送元フォルダー]欄に、クライアントがアクセスできるフォルダーパスを入力します。 例:“\\FileServer\files”と入力 |
|
(5) |
[実行ファイル]欄に、フォルダー内の実行ファイルのパスを、転送元フォルダーからの相対パスで入力します。 例:“業務用ソフト.exe”と入力 |
|
(6) |
[ユーザー名]欄に、ファイルサーバーにアクセス権限のあるアカウント名を入力します。 |
|
(7) |
[パスワード]/[確認パスワード]欄に、ファイルサーバーにアクセス権限のあるアカウントのパスワードを入力します。 |
[配布対象]で[ファイル]を選択した場合は、[転送元ファイル]欄が表示されますので、ファイルサーバーに配置した製品ファイルのパスを入力します。 |
3オプション、配布サイズ、配布開始日時、配布形式を指定する
(1) |
[オプション指定]欄に、実行時のオプションを入力します。 製品ファイルごとに指定できるオプションが異なります。配布する製品のドキュメントを参照してください。 |
|
(2) |
[配布サイズ]欄に、正確なフォルダーのサイズを入力します。 |
|
|
例:“200” と入力し、単位は[KB]を選択 |
|
(3) |
[配布開始日時]で、配布を開始する日時を指定します。 |
|
|
配布開始日時以降に、Windowsクライアントがシステムサーバーと通信すると配布が実行されます。 |
|
(4) |
[配布形式]を選択します。 例:[ユーザー任意のタイミングで配布]を選択 |
強制配布では、インストーラーのウィザード画面は表示されないため、ウィザード画面が表示されないインストーラーを使用するか、[オプション指定]欄にサイレントインストールオプションを指定する必要があります。 |
配布ファイル/フォルダーのダウンロード制御設定を有効にした場合は[配布サイズ]に入力した値が参照されるため、配布する実行ファイルのサイズ、またはフォルダーのサイズの正確な値を入力してください。 |
[ユーザー任意のタイミングで配布]を選択すると、[配布実行アカウントを利用する]のチェックボックスが選択できるようになります。 [配布実行アカウントを利用する]にチェックを入れることで、管理者権限が必要なソフトウェアを配布した際に、権限をログオンユーザーから管理者に切り替えてソフトウェアを実行できます。 配布実行アカウントが1つも登録されていない場合、または登録されている配布実行アカウントに切り替えてもソフトウェアが実行されない場合は、システム権限で実行されます。 なお、ユーザー権限で実行可能なソフトウェアを配布する場合は、[配布実行アカウントを利用する]にチェックを入れる必要はありません。 |
4詳細を設定して配布設定を登録する
(1) |
ファイル、フォルダーを配布するための設定方法について説明します。
ネットワーク内のファイルサーバー上のファイル/フォルダー、QSS上のファイルを配布できます。(*)
ここでは、例として、“配布ファイル.txt”をローカル配布する手順について説明します。
*QSSを導入している場合のみ、QSS連携機能を利用できます。
組織のネットワーク内にあるファイルサーバーに、配布するファイル/フォルダーを配置します。 QSS上のファイルを配布する場合は、QSS連携設定をします。 |
1ファイル/フォルダー配布設定画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[配布設定]を選択します。 |
|
(3) |
ファイル/フォルダー配布設定画面が表示されます。 |
|
2配布設定をする
(1) |
[設定名]欄に、設定名を入力します。 例:“ファイル配布”と入力 |
|
(2) |
[配布種別詳細]で、配布方法を選択します。 例:[ファイル]を選択 |
|
(3) |
[転送元ファイル]欄に、配布するファイルパスを入力します。 フォルダーの場合は、[転送元フォルダー]欄にフォルダーパスを入力します。 例:“\\FileServer\Files\配布ファイル.txt”と入力 |
|
(4) |
[ユーザー名]/[パスワード]/[確認パスワード]欄に、ファイルサーバーにアクセスするためのアカウント情報を入力します。 |
|
(5) |
[転送先フォルダー]欄に、配布先を設定します。 例:[フルパス指定]を選択 |
|
(6) |
[配布サイズ]欄に、正確な製品ファイルサイズを入力します。 例:“200”と入力し、単位は[KB]を選択 |
|
(7) |
[配布開始日時]欄に、配布を開始する日時を指定します。 |
|
|
配布開始日時以降に、Windowsクライアントがシステムサーバーと通信すると配布が実行されます。 |
|
(8) |
[配布形式]を選択します。 例:[ユーザー任意のタイミングで配布]を選択 配布設定の詳細については、以下を参照してください。 |
[配布種別詳細]で[ファイル(QSS連携)]を選択した場合は、[転送元ファイル]の[選択]ボタンをクリックして表示される「QSS配布ファイル選択」画面で、QSS上のファイルを選択します。必要に応じて、配布するファイルをQSSサーバーにアップロードしてください。 |
3配布設定を登録する
(1) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
|
(2) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 登録が完了します。 配布を実行するためには、配布対象のクライアントを設定する必要があります。 |
レジストリの追加や編集、削除をするための設定方法について説明します。
ここでは、例として、ISMCClientのClientIDの値を変更する手順について説明します。
1レジストリ配布設定画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[配布設定]を選択します。 |
|
(3) |
レジストリ配布設定画面が表示されます。 |
|
2配布設定をする
(1) |
[設定名]欄に、設定名を入力します。 |
|
(2) |
[ルートキー]を選択します。 例:[HKEY_LOCAL_MACHINE]を選択 |
|
(3) |
「レジストリ設定」画面が表示されます。 |
3レジストリ設定をする
(1) |
[操作種別]を選択します。 例:[値を追加/編集]を選択 |
|
(2) |
WOW64にリダイレクトする場合は、[x64 OSの場合、WOW64でリダイレクトする]にチェックを入れます。 |
|
(3) |
[レジストリパス]欄に、レジストリパスを入力します。 例:“SOFTWARE\Quality\ISMC\ |
|
(4) |
[名前]欄に、名前を入力します。 例:“ClientID”と入力 |
|
(5) |
[値のタイプ]で、タイプを選択します。 例:[REG_SZ]を選択 |
|
(6) |
[値]欄に、変更する値を入力します。 例:“90723e9ab4504dd4a5294f65f970e34”と入力 |
|
(7) |
[登録]ボタンをクリックします。 レジストリ設定が登録されます。 ほかにも変更するレジストリがある場合は、同様の手順を繰り返します。 |
4配布開始時間を登録する
(1) |
[配布開始日時]欄に、配布を開始する日時を指定します。 配布開始日時以降に、Windowsクライアントがシステムサーバーと通信すると配布が実行されます。 |
|
(2) |
[配布形式]を選択します。 例:[強制配布]を選択 |
|
|
配布設定の詳細については、以下を参照してください。 |
|
(3) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
|
(4) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 登録が完了します。 配布を実行するためには、配布対象のクライアントを設定する必要があります。 |
[配布形式]で[強制配布]を選択した場合、[ルートキー]は[HKEY_LOCAL_MACHINE]に設定されます。[ユーザー任意のタイミングで配布]を選択した場合は[HKEY_CURRENT_USER]に設定されます。 例えば、[ルートキー]が[HKEY_CURRENT_USER]用のレジストリ変更の配布を設定し、[配布形式]で[強制配布]を選択した場合、レジストリの変更は[HKEY_LOCAL_MACHINE]配下に実行されますので、注意してください。 |
10-9-2-6.配布設定をクライアント/グループに割り当てる
設定した配布設定をクライアントやグループに割り当てることで、クライアントに配布することができます。
1配布設定一覧を確認する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[配布設定]を選択します。 「配布設定一覧」画面が表示されます。 |
|
(3) |
[割当数]の 配布設定割り当て画面が表示されます。 |
|
2配布設定を割り当てる
(1) |
配布するクライアントを選択します。 |
|
(2) |
割当対象リストに移動します。 |
|
(3) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
|
(4) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 登録が完了し、「配布設定一覧」画面に戻ります。 |
3配布設定を確認する
(1) |
[割当数]が更新されていることを確認します。 |
|
配布開始日時が未来の日時になっている配布設定をグループに割り当てた場合、配布開始日時を経過したあとのサーバーの日次処理のタイミングで、クライアントが「配布状況一覧」画面に対象クライアントとして表示され、次回の設定同期時に配布が実行されます。 配布設定の配布開始日時が過去の日時になっている場合は、割り当てたタイミングでクライアントが「配布状況一覧」画面に対象クライアントとして表示され、次回の設定同期時に配布が実行されます。 なお、配布設定が割り当たっているグループにクライアントを所属させた場合は、グループに所属させたあとのサーバーの日次処理のタイミングで、クライアントが「配布状況一覧」画面に対象クライアントとして表示され、次回の設定同期時に配布が実行されます。 |
配布設定を割り当てているクライアントを配布対象から削除するには、[対象台数]の ここでは、配布対象クライアントが130件の場合を例に説明します。 ① [ハードウェア名]の左側のチェックボックスにチェックを入れ、[130件のデータをすべて選択]をクリックします。 ② |
配布状況を確認し、配布が失敗しているクライアントに対して、再度配布する方法について説明します。
1配布状況一覧画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[配布設定]を選択します。 「配布設定一覧」画面が表示されます。 |
|
(3) |
[対象台数]を確認します。 配布が成功、またはエラーで完了しているクライアント数が表示されます。 |
|
(4) |
[対象台数]の |
|
|
配布状況一覧画面が表示され、配布の実行状況が確認できます。 確認できる項目については、以下を参照してください。 |
2再配布をする
(1) |
クライアント一覧の[ステータス]を確認します。 |
|
(2) |
[失敗]のクライアントのチェックボックスにチェックを入れます。 機能アイコンが表示されます。 |
|
(3) |
|
|
(4) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 [ステータス]が“未実施”に変更され、配布が実行されます。 |
配布形式を[ユーザー任意のタイミングで配布]に設定している場合、ユーザーはWindowsクライアントのタスクトレイアイコンから配布を実行できます。
Windowsのログオンユーザーの権限で配布を実行します。Windowsのログオンユーザーの権限がユーザー権限の場合、管理者権限が必要な配布設定を実行する際には、次の点に注意してください。
・管理者権限が必要なソフトウェアを配布した場合:ソフトウェア実行時にユーザーアカウント制御の画面が表示されます。(*)
・アクセス権限がないフォルダーにファイル/フォルダーを配布した場合:配布に失敗します。
*ソフトウェア実行時に権限をユーザーから管理者に切り替える設定を行っている場合は、ユーザーアカウント制御の画面は表示されません。
以降は、Windowsクライアントのユーザーが操作する手順になります。
1「配布一覧」画面を表示する
(1) |
タスクトレイアイコンを右クリックして表示されるコンテキストメニューから、[配布一覧]を選択します。 「配布一覧」画面が表示されます。 |
|
2配布を実行する
(1) |
[配布種別]から、実行する配布の種別を選択します。 |
|
(2) |
[配布項目]から、実行する配布設定を選択します。 |
|
(3) |
[実行]ボタンをクリックします。 |
|
(4) |
確認メッセージが表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。 配布開始日時を過ぎていれば、配布は即時実行されます。 |
Androidクライアントに、ソフトウェアを配布できます。
ソフトウェアの配布を管理者から通知することでユーザーに実行してもらう方法と、アプリケーションポータルを使用し、ユーザー任意のタイミングで実行してもらう方法があります。
図10-9-3.Androidクライアントへの配布の流れ |
配布するソフトウェアを登録する方法について説明します。
ユーザーは、管理者からの通知によってソフトウェアをインストールできます。
1Androidのソフトウェア配布設定画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[配布設定]を選択します。 |
|
(3) |
Androidのソフトウェア配布設定画面が表示されます。 |
|
2配布設定をする
(1) |
[設定名]欄に、設定名を入力します。 |
|
(2) |
[ファイルを選択してください]ボタンをクリックします。 |
|
(3) |
ファイルの選択画面が表示されますので、apkファイルを選択します。 |
|
(4) |
[ソフトウェア名]欄に、ソフトウェア名を入力します。 |
|
(5) |
配布するソフトウェアを緊急制御ソフトウェアにする場合は、[緊急制御ソフトウェアに登録する]にチェックを入れます。 |
|
(6) |
[配布開始日時]欄に、配布を開始する日時を指定します。 |
|
|
配布開始日時以降に、Androidクライアントがシステムサーバーと通信すると配布が実行されます。 |
|
(7) |
[登録]ボタンをクリックします。 配布設定の詳細については、以下を参照してください。 |
|
(8) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 配布設定が登録されます。 配布対象に登録する方法や再配布方法については、以下を参照してください。 |
ソフトウェア配布を実行すると、Androidクライアントにapkファイルのダウンロードが開始され、完了すると未インストール状態の配布設定があることが通知されます。 提供元不明のアプリのインストールを許可しない設定の場合は、[未インストール]の一覧にある[インストール可能]と表示されているソフトウェア名をタップすると、インストールはブロックされ、メッセージが表示されます。ブロックメッセージから[設定]をタップして、「不明なアプリのインストール」画面でインストールを許可します。そのあと「アプリインストール」画面から再度ソフトウェア名をタップすると、インストール画面が表示されますので、インストールしてください。 なお、配布されたソフトウェアをインストールしたあとは、「不明なアプリのインストール」画面でインストールを許可しない設定に戻してください。 [インストール可能]と表示されているアプリケーションをロングタップし、確認メッセージでインストールをキャンセルした場合、ソフトウェアを再度配布する必要があります。 また、配布実行のステータスには[失敗(ユーザーキャンセル)]と表示されます。 |
10-9-3-2.アプリケーションポータルにソフトウェアを登録する
アプリケーションポータルにソフトウェアを登録する方法とソフトウェアリストの表示順を変更する方法について説明します。ソフトウェアの公開先として組織全体かグループ個別かを選択できます。
ユーザーは、アプリケーションポータルからユーザー任意のタイミングで、ソフトウェアをインストールすることができます。
1「公開アプリケーション登録」画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[配布設定]→[アプリケーションポータル]の順に選択します。 |
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(3) |
Androidの「公開アプリケーション登録」画面が表示されます。 |
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2公開アプリケーションを登録する
(1) |
[ファイルを選択してください]ボタンをクリックします。 |
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(2) |
ファイルの選択画面が表示されますので、apkファイルを選択します。 |
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(3) |
[製品名]欄に、製品名を入力します。 |
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(4) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
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(5) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 公開アプリケーションの登録が完了します。 |
3公開グループを設定する
(1) |
[公開グループ]の 公開グループ選択画面が表示されます。 |
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(2) |
公開するグループを選択します。 顧客名を選択した場合は[組織全体]のリストに、グループを選択した場合は、[グループ個別]のリストに登録されます。 |
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(3) |
割当対象リストに移動します。 |
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(4) |
[登録]ボタンをクリックします。 公開グループの登録が完了します。 |
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(5) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 登録が完了し、「公開アプリケーション登録」画面に戻ります。 |
4「表示順変更」画面を表示する
(1) |
[アプリケーションポータル]から |
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(2) |
[表示順変更]ボタンをクリックします。 「表示順変更」画面が表示されます。 |
5表示順を変更する
(1) |
表示順を変更する公開グループを選択します。 |
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(2) |
順番を変更する製品のチェックボックスにチェックを入れます。 |
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(3) |
表示順を変更する位置まで、 |
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(4) |
[表示順を保存]ボタンをクリックします。 表示順が保存されます。 |
10-9-3-3.アプリケーションポータルからソフトウェアをインストールする
アプリケーションポータルを利用してソフトウェアをインストールする方法について説明します。
以降は、Android端末での操作手順になります。
1「アプリケーションポータル」画面を表示する
(1) |
アプリ一覧から[ISM CloudOne]アイコンをタップします。 「ISM CloudOne」画面が表示されます。 |
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(2) |
[アプリケーションポータル]をタップします。 「アプリケーションポータル」画面が表示されます。 |
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2ソフトウェアをインストールする
(1) |
インストールするソフトウェアの[インストール]ボタンをタップします。 タップしたソフトウェアのダウンロードが開始されます。 提供元不明のアプリのインストールが許可されていない場合は、ダウンロードの完了時に提供元不明のアプリの許可要求メッセージが表示されます。 |
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(2) |
[設定]ボタンをタップします。 「不明なアプリのインストール」画面が表示されます。 |
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(3) |
[ISM CloudOne]をタップします。 提供元不明のアプリのインストール許可設定画面が表示されます。 |
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(4) |
[この提供元のアプリを許可]をオンにして、インストールを許可します。 |
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(5) |
アプリ一覧から再度[ISM CloudOne]アイコンをタップします。 |
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(6) |
インストールするソフトウェアの[インストール]ボタンをタップします。 確認メッセージが表示されます。 |
|
(7) |
[インストール]をタップします。 ソフトウェアのインストールが開始されます。 |
|
ソフトウェアのインストールが完了し、提供元不明のアプリのインストールを許可する必要がない場合は、「不明なアプリのインストール」画面で[ISM CloudOne]をオフにし、提供元不明のアプリのインストールを許可しない設定に変更してください。 |
iOSクライアントに、ソフトウェアを配布できます。
ソフトウェアの配布を管理者から通知することでユーザーに実行してもらう方法と、アプリケーションポータルを使用し、ユーザー任意のタイミングで実行してもらう方法があります。
App Storeから提供されているソフトウェア、VPPソフトウェアとインハウスソフトウェアが配布できます。
インハウスソフトウェアを配布する場合は、「Apple Developer Enterprise Program」で開発したソフトウェアが対象です。「Apple Developer Enterprise Program」については、以下のサイトを参照してください。 https://developer.apple.com/jp/programs/enterprise/ 配布するソフトウェアを、あらかじめローカルネットワーク内のWebサーバー上に配置してください(ソフトウェアのファイル名にスペースが含まれる場合は、スペースを削除するかスペースを“%20”に置き換えます)。 |
App Storeから提供されているソフトウェアを配布するには、iTunesStoreIDを登録します。 iTunesStoreIDを検索する方法については、以下のサイトを参照してください。 https://apps.apple.com/jp/genre/ios/id36 配布するソフトウェアを選択して表示されるURLの、“idxxxx”という部分を確認します。 “xxxx”の数値がiTunesStoreIDです。 また、検索エンジンでソフトウェアを検索し、URLからiTunesStoreIDを確認することもできます。 |
図10-9-4.iOSクライアントへの配布の流れ |
配布するソフトウェアを登録する方法について説明します。
ユーザーは、管理者からの通知によってソフトウェアをインストールできます。
ここでは、例として、App Storeで公開されているソフトウェアを配布する方法について説明します。
1iOSのソフトウェア配布設定画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
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(2) |
左メニューから、[配布設定]を選択します。 |
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(3) |
iOSのソフトウェア配布設定画面が表示されます。 |
|
2配布設定をする
(1) |
[設定名]欄に、設定名を入力します。 |
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(2) |
[配布種別]で、種別を選択します。 例:[AppStore]を選択 |
|
(3) |
[iTunesStoreID]欄に、iTunesStoreIDを入力します。 例:“172254384”と入力 [配布種別]で[インハウス]を選択した場合は、[ダウンロードURL]にソフトウェアのマニフェストファイル(拡張子が“.plist”のファイル)のダウンロードURLを入力します。 |
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(4) |
MDM構成プロファイル削除と同時に配布したソフトウェアをアンインストールする場合は、[MDM構成プロファイル削除と同時にアンインストールする]にチェックを入れます。 |
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|
iOS端末のバックアップサービス(iCloud、iTunes)の対象とする場合、[データバックアップ対象にする]にチェックを入れます。 |
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(5) |
[配布開始日]欄に、配布を開始する日を指定します。 配布設定の詳細については、以下を参照してください。 |
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(6) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
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(7) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 配布対象に登録する方法については、以下を参照してください。 |
ソフトウェアの配布を実行すると、iOS端末で確認メッセージが表示されます。 App Storeで提供されているソフトウェアの場合は、[インストール]ボタンをタップし、サインインするApple IDのパスワードを入力して、[OK]ボタンをタップしてください。 インハウスソフトウェアの場合は、[インストール]ボタンをタップしてください。 [戻る]または[キャンセル]ボタンをタップした場合、ソフトウェアを再度配布する必要があります。 また、配布実行のステータスには[失敗(ユーザーによるキャンセル)]と表示されます。 なお、上記の画面が表示されている状態で、配布先のiOS端末を再起動すると、ソフトウェアの配布に失敗します。再起動後に再配布を実行しても、iOS端末には上記画面は表示されず、配布に失敗する場合があります。この現象が発生した場合は、MDM構成プロファイルを再インストールすることで、ソフトウェアを配布できるようになります。 |
端末の状況によって正しく配布ステータスが更新されない場合があります。その場合は、「配布状況一覧」画面で対象クライアントのチェックボックスにチェックを入れて、表示される機能アイコンから |
10-9-4-2.アプリケーションポータルにソフトウェアを登録する
アプリケーションポータルにソフトウェアを登録する方法とソフトウェアリストの表示順を変更する方法について説明します。ソフトウェアの公開先として組織全体かグループ個別かを選択できます。
ユーザーは、アプリケーションポータルからユーザー任意のタイミングで、ソフトウェアをインストールすることができます。
ここでは、例として、App Storeで公開されているソフトウェアを登録する方法と公開先をグループ個別にする方法について説明します。
1「公開アプリケーション登録」画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[配布設定]→[アプリケーションポータル]の順に選択します。 |
|
(3) |
iOSの「公開アプリケーション登録」画面が表示されます。 |
|
2公開アプリケーションを登録する
(1) |
[配布種別]で、配布種別を選択します。 例:[AppStore]を選択 |
|
(2) |
[製品名]欄に、製品名を入力します。 例:“業務支援”と入力 |
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(3) |
[iTunesStoreID]欄に、iTunesStoreIDを入力します。 [配布種別]で[インハウス]を選択した場合は、[ダウンロードURL]にソフトウェアのマニフェストファイル(拡張子が“.plist”のファイル)のダウンロードURLを入力します。 |
|
(4) |
MDM構成プロファイル削除と同時に配布したソフトウェアをアンインストールする場合は、[MDM構成プロファイル削除と同時にアンインストールする]にチェックを入れます。 iOS端末のバックアップサービス(iCloud、iTunes)の対象とする場合、[データバックアップ対象にする]にチェックを入れます。 |
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(5) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
|
(6) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 登録が完了します。 |
3公開グループを設定する
(1) |
[公開グループ]の 公開グループ選択画面が表示されます。 |
|
(2) |
公開するグループを選択します。 顧客名を選択した場合は[組織全体]のリストに、グループを選択した場合は、[グループ個別]のリストに登録されます。 |
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(3) |
割当対象リストに移動します。 |
|
(4) |
[登録]ボタンをクリックします。 公開グループの登録が完了します。 |
|
(5) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 登録が完了し、「公開アプリケーション登録」画面に戻ります。 |
4「表示順変更」画面を表示する
(1) |
[アプリケーションポータル]から |
|
(2) |
[表示順変更]ボタンをクリックします。 「表示順変更」画面が表示されます。 |
5表示順を変更する
(1) |
表示順を変更する公開グループを選択します。 |
|
(2) |
順番を変更する製品のチェックボックスにチェックを入れます。 |
|
(3) |
表示順を変更する位置まで、 |
10-9-4-3.アプリケーションポータルからソフトウェアをインストールする
アプリケーションポータルを利用してソフトウェアをインストールする方法について説明します。
以降は、iOS端末での操作手順になります。
ここでは、例として、App Storeで提供されているソフトウェアをインストールする手順について説明します。
1「アプリケーションポータル」画面を表示する
(1) |
[ISM CloudOne]をタップします。 「ISM CloudOne」画面が表示されます。 |
|
2ソフトウェアをインストールする
(1) |
インストールするソフトウェアの[インストール]ボタンをタップします。 確認メッセージが表示されます。 |
|
(2) |
[インストール]ボタンをタップします。 Apple IDのパスワード入力画面が表示されます。 |
|
(3) |
サインインするApple IDのパスワードを入力します。 |
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(4) |
[OK]ボタンをタップします。 ソフトウェアのインストールが開始されます。 |
インハウスのソフトウェアをインストールする場合は、[インストール]ボタンをタップすると、確認メッセージが表示されます。再度、[インストール]ボタンをタップするとインストールが開始されます。 |
iOSクライアントプログラムが、アプリケーションポータル設定を取得する際にエラーが発生する場合があります。
発生したエラーのエラーコードと対処方法については、次の表のとおりです。
表10-9-4-4.エラーコードの発生原因と対処方法 |
エラーコード |
代表的な発生原因 |
対処方法 |
---|---|---|
-1 |
通信エラー等 |
端末の通信環境を確認してください。 |
1002 |
サーバーにアクセスが集中している |
しばらくしてから利用してください。 |
1009(*) |
アプリケーションポータル一覧画面で[インストール]ボタンをタップ時に、サーバーに該当の設定が存在しない |
端末の操作でアプリケーションポータル一覧を更新してください。 |
2001 |
サーバーでエラー発生 |
サービスプロバイダー/サービス管理者にお問い合わせください。 |
2002 |
サーバーに存在しないクライアント |
管理者にお問い合わせください。 MDM構成プロファイルを再度インストールする必要があります。 |
2003 |
契約期間が満了している |
管理者にお問い合わせください。 サービス契約期間を更新する必要があります。 |
2004 |
サーバーに存在しない、または、iOSの管理を行う設定を行っていない |
管理者にお問い合わせください。 サービス契約期間を更新する必要があります。 |
2006 |
サーバーでエラー発生 |
サービスプロバイダー/サービス管理者にお問い合わせください。 |
2009 |
サーバー側で休止状態になっているクライアント |
管理者にお問い合わせください。 該当クライアントの状態を「運用」に更新する必要があります。 |
2013 |
ライセンス期限切れ |
サービスプロバイダー/サービス管理者にお問い合わせください。 |
*エラーコードは表示されず、[インストール要求に失敗しました(指定の設定がサーバーに存在しません)]と表示されます。