11-8. 配布設定

クライアントにソフトウェア、ファイル/フォルダー/レジストリを配布する設定やアプリケーションポータルでのソフトウェアの配布などができます。

 

11-8-1.配布設定一覧

「配布設定一覧」画面で設定する項目について説明します。

ISM600U_運用設定アイコン.png→[配布設定]→[配布設定一覧]を選択すると表示されます。

11-8-1-1.ソフトウェア配布設定

ISM600U_プラスアイコン4.png→[Windows]→[ソフトウェア配布]を選択すると表示されます。ソフトウェアを配布する場合に設定します。

表11-8-1-1.ソフトウェア配布設定

項目

説明

設定名

任意の設定名を入力します。

概要

配布設定の概要を入力します。

ハードウェア種別

[Windows]と表示されます。

配布種別

[ソフトウェア配布]と表示されます。

配布種別詳細

配布種別詳細を選択します。

 

クラウド配布(QSS連携)

QSSを利用してソフトウェアを配布する設定です。

クラウド配布(追加ファイル)

サービスプロバイダー/サービス管理者から提供されるソフトウェアを配布する設定です。

ローカル配布

組織内ネットワーク上のファイルサーバーを利用してソフトウェアを配布する設定です。

ソフトウェア(*1)

配布するソフトウェアを選択します。

 

選択

[クラウド配布(QSS連携)]を選択した場合にクリックすると、「QSS配布ファイル選択」画面が表示されます。QSS上のソフトウェアを選択します。

[クラウド配布(追加ファイル)]を選択した場合にクリックすると、「クラウド配布ソフトウェア選択」画面が表示されます。サービスに登録されているソフトウェアを選択します。

配布対象

配布種別詳細で[ローカル配布]を選択した場合に、配布対象を指定します。

 

ファイル

単体で実行可能なソフトウェアを配布する設定です。

フォルダー

実行時に複数のファイルが必要なソフトウェアを、フォルダーごと配布する設定です。

転送元ファイル(*2)

配布対象で[ファイル]を選択した場合に、Windowsクライアントがアクセスできるファイルパスを入力します。

転送元フォルダー(*2)

配布対象で[フォルダー]を選択した場合に、Windowsクライアントがアクセスできるフォルダーパスを入力します。

実行ファイル

配布対象で[フォルダー]を選択した場合に、フォルダー内の実行ファイルのパスを入力します。転送元フォルダーからの相対パスを入力してください。

配布対象で[ファイル]を選択した場合は、入力できません。

ユーザー名(*2)

[転送元ファイル]/[転送元フォルダー]にアクセス権限のあるアカウント名を入力します。

ドメインアカウントでアクセスする場合は、Domain\UserNameの形式で入力します。

パスワード/確認パスワード(*2)

[転送元ファイル]/[転送元フォルダー]にアクセス権限のあるアカウントのパスワードを入力します。

オプション指定

実行時のオプションを入力します。製品ファイルごとに指定できるオプションが異なります。配布する製品のドキュメントを参照してください。

配布サイズ(*2)

配布対象で[ファイル]を選択した場合は、配布する製品ファイルのファイルサイズを入力します。

配布対象で[フォルダー]を選択した場合は、配布するフォルダーのフォルダーサイズを入力します。

ダウンロード制御に使用するため、正確な値を入力します。

配布開始日時

配布を開始する日時を入力します。

配布開始日時以降に、クライアントがシステムサーバーと通信すると配布が実行されます。

配布形式

配布形式を選択します。

 

強制配布

Windowsクライアントが設定を取得したタイミングで配布を実行します。

強制配布では、インストーラーのウィザード画面は表示されないため、ウィザード画面が表示されないインストーラーを使用するか、[オプション指定]欄にサイレントインストールオプションを指定する必要があります。ファイルはシステム権限で実行されます。

ユーザー任意のタイミングで配布

ユーザーの任意のタイミングで「配布一覧」画面から実行することができます。

ファイルの実行(*3

配布形式で[ユーザー任意のタイミングで配布]を選択した場合に、配布したソフトウェアを、管理者権限を持つアカウントで実行する設定です。

 

配布実行アカウントを利用する

[配布実行アカウント一覧]に登録済みのアカウントでファイルを実行する場合にチェックを入れます。

管理者権限が必要なファイルを実行する際に、権限をログオンユーザーから登録済みのアカウントに切り替えて実行できます。

配布対象クライアント自動追加時のOS指定

配布対象とするクライアントのOSとプラットフォームの条件を指定します。

指定した条件を満たすクライアントに対してのみ配布が実行されます。

 

対象OS

[選択]ボタンをクリックすると、「OS選択」画面が表示されます。配布対象とするクライアントのOSにチェックを入れます。

対象プラットフォーム

プラットフォームの条件にチェックを入れます。

[x64]/[x86]

*1[配布種別詳細]で、[クラウド配布(QSS連携)]/[クラウド配布(追加ファイル)]を選択時に設定します。

*2[配布種別詳細]で、[ローカル配布]を選択時に設定します。

*3[配布種別詳細]で、[ローカル配布]を選択時に設定できます。

11-8-1-2.ファイル/フォルダー配布設定

ISM600U_プラスアイコン4.png→[Windows]→[ファイル/フォルダー配布]を選択すると表示されます。ファイル/フォルダーを配布する場合に設定します。

表11-8-1-2.ファイル/フォルダー配布設定

項目

説明

設定名

任意の設定名を入力します。

概要

配布設定の概要を入力します。

ハードウェア種別

[Windows]と表示されます。

配布種別

[ファイル/フォルダー配布]と表示されます。

配布種別詳細

配布種別詳細を選択します。

 

ファイル(QSS連携)

QSSを利用してファイルを配布する設定です。

ファイル

組織内ネットワーク上のファイルサーバーを利用してファイルを配布する設定です。

フォルダー

組織内ネットワーク上のファイルサーバーを利用してフォルダーを配布する設定です。

転送元ファイル/転送元フォルダー

ファイル配布の場合は、Windowsクライアントがアクセスできるファイルパスを入力します。

フォルダー配布の場合は、Windowsクライアントがアクセスできるフォルダーパスを入力します(指定したフォルダー内のサブフォルダーも配布対象となります)。

 

選択

[ファイル(QSS連携)]を選択した場合に表示されます。クリックすると、「QSS配布ファイル選択」画面が表示されます。QSS上のファイルを選択します。

ユーザー名(*)

[転送元ファイル]/[転送元フォルダー]にアクセス権限のあるアカウント名を入力します。

ドメインアカウントでアクセスする場合は、Domain\UserNameの形式で入力します。

パスワード/確認パスワード(*)

[転送元ファイル]/[転送元フォルダー]にアクセス権限のあるアカウントのパスワードを入力します。

転送先フォルダー

ファイルの配布先フォルダーを選択します。

転送先フォルダーを直接入力して指定する場合は、[フルパス指定]を選択します。[フルパス指定]以外を選択した場合は、選択した環境変数よりあとのフォルダーパス名を入力します。

[配布形式]で[強制配布]を選択した場合、[%UsersProfile%]は選択できません。

[%AllUsersProfile%]を選択した場合は、Windows Vista以降とWindows XPでは、配布先のパスが異なります。

Windows Vista以降:%AllUsersProfile%

Windows XP:%AllUsersProfile%\Application Data

指定できるのはローカルフォルダーのみです。システムユーザーが書き込み可能なフォルダー、各ログオンユーザーが参照可能なフォルダーを指定します。指定したフォルダーが存在しない場合は、自動生成されます。

配布サイズ(*)

配布するファイルのファイルサイズを入力します。

ダウンロード制御に使用するため、正確な値を入力します。

配布開始日時

配布を開始する日時を入力します。

配布開始日時以降に、クライアントがシステムサーバーと通信すると配布が実行されます。

配布形式

配布形式を選択します。

 

強制配布

Windowsクライアントが設定を取得したタイミングで配布を実行します。

ユーザー任意のタイミングで配布

ユーザーの任意のタイミングで「配布一覧」画面から実行することができます。

[配布種別詳細]で、[ファイル配布]/[フォルダー配布]を選択時に設定します。

11-8-1-3.QSS配布ファイル選択

ソフトウェア配布設定画面の[配布種別詳細]で[クラウド配布(QSS連携)]を選択した場合、またはファイル/フォルダー配布設定画面の[配布種別詳細]で[ファイル(QSS連携)]を選択した場合に、[ソフトウェア]の[選択]ボタンをクリックすると表示されます。QSS上のソフトウェア/ファイルを配布ファイルとして選択します。

ISM650U_QSSファイル配布選択.png

表11-8-1-3.QSS配布ファイル選択

項目

説明

QSSのフォルダー構成がツリー表示されます。

ファイル名(部分一致)で検索できます。

クリックすると「QSSファイルアップロード」画面が表示されます。

QSSにファイルをアップロードできます(Internet Explorerの場合は最大2GB、Google Chrome/Microsoft Edge/Safariの場合は最大4GB)。

また、QSSストレージの利用状況(契約容量/ストレージの使用量/空き容量)が確認できます。

選択したフォルダー、指定したファイル検索条件に合わせて配布ファイルが一覧表示されます。

MEMO.png   ユーザーコンソールからのQSSの操作

ユーザーコンソールからQSS上にフォルダーの作成、削除、移動、コピーを行うことはできません。

11-8-1-4.レジストリ配布設定

ISM600U_プラスアイコン4.png→[Windows]→[レジストリ配布]を選択すると表示されます。レジストリを配布する場合に設定します。

表11-8-1-4.レジストリ配布設定

項目

説明

設定名

任意の設定名を入力します。

概要

配布設定の概要を入力します。

ハードウェア種別

[Windows]と表示されます。

配布種別

[レジストリ配布]と表示されます。

ルートキー

レジストリ配布先のルートキーを選択します。

[HKEY_LOCAL_MACHINE]/[HKEY_CURRENT_USER]

レジストリ一覧

配布するレジストリについて設定します。

 

レジストリ設定

ISM600U_プラスアイコン4.pngから、レジストリの追加/編集、削除を設定します。

 

登録順

レジストリの追加/編集、削除を実行する順番を設定します。

操作種別

操作種別を選択します。

[値を追加/編集]/[エントリを削除]/[キーを削除]

 

x64 OSの場合、WOW64でリダイレクトする

WOW64にリダイレクトする場合にチェックを入れます。チェックを入れる場合と入れない場合では、以下のようになります。

チェックあり:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\xxx\yyy

チェックなし:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\xxx\yyy

ルートキー

選択したルートキーが表示されます。

レジストリパス

対象とするレジストリパスを入力します。

名前

エントリの名前を入力します。

既定のエントリを編集する場合は、[(既定)を編集する]にチェックを入れます。

値のタイプ

値のタイプを選択します。

[REG_SZ]/[REG_EXPAND_SZ]/[REG_DWORD]/[REG_QWORD]

追加/編集する値を入力します。

[値のタイプ]で[REG_DWORD]/[REG_QWORD]を選択した場合は、[10進数]か[16進数]を選択します。

配布開始日時

配布を開始する日時を入力します。

配布開始日時以降に、クライアントがシステムサーバーと通信すると配布が実行されます。

配布形式

配布形式を選択します。

 

強制配布

Windowsクライアントが設定を取得したタイミングで配布を実行します。

ユーザー任意のタイミングで配布

ユーザーの任意のタイミングで「配布一覧」画面から実行することができます。

重要.png   選択した[配布形式]によって[ルートキー]が変更されます!

[配布形式]で[強制配布]を選択した場合、[ルートキー]は[HKEY_LOCAL_MACHINE]に設定されます。[ユーザー任意のタイミングで配布]を選択した場合は[HKEY_CURRENT_USER]に設定されます。

例えば、[ルートキー]が[HKEY_CURRENT_USER]用のレジストリ変更の配布を設定し、[配布形式]で[強制配布]を選択した場合、レジストリの変更は[HKEY_LOCAL_MACHINE]配下に実行されますので、注意してください。

11-8-1-5.ソフトウェア配布設定(Android)

ISM600U_プラスアイコン4.png→[Android]を選択すると表示されます。Androidクライアントにソフトウェアを配布する場合に設定します。

表11-8-1-5.ソフトウェア配布設定(Android)

項目

説明

設定名

任意の設定名を入力します。

概要

配布設定の概要を入力します。

ハードウェア種別

[Android]と表示されます。

配布種別

[ソフトウェア配布]と表示されます。

apkファイル

[ファイルを選択してください]ボタンをクリックすると、ファイル選択画面が表示されます。

配布するソフトウェアのapkファイルをアップロードします。

 

パッケージ名

アップロードしたapkファイルから取得したパッケージ名が表示されます。

製品名

apkファイルから取得した製品名が表示されます。

任意の製品名に変更できます。

バージョン

apkファイルから取得したバージョンが表示されます。

任意のバージョンに変更できます。

緊急制御ソフトウェアに登録する

配布するソフトウェアを緊急制御ソフトウェアにする場合にチェックを入れます。

配布開始日時

配布を開始する日時を入力します。

配布開始日時以降に、クライアントがシステムサーバーと通信すると配布が実行されます。

11-8-1-6.ソフトウェア配布設定(iOS)

ISM600U_プラスアイコン4.png→[iOS]を選択すると表示されます。iOSクライアントにソフトウェアを配布する場合に設定します。

表11-8-1-6.ソフトウェア配布設定(iOS)

項目

説明

設定名

任意の設定名を入力します。

概要

配布設定の概要を入力します。

ハードウェア種別

[iOS]と表示されます。

配布種別

配布種別(AppStore/インハウス)を選択します。

 

AppStore

App Storeから提供されているソフトウェアを配布する場合/VPPライセンスが付与されているユーザーが使用するiOSクライアントに対してソフトウェアを配布する場合に選択します。[iTunesStoreID]に対応するソフトウェアが、iOSクライアントにインストールされます。

インハウス

「Apple Developer Enterprise Program」で開発したソフトウェアを配布する場合に選択します。

「Apple Developer Enterprise Program」については、以下のサイトを参照してください。

https://developer.apple.com/jp/programs/enterprise/

iTunesStoreID

ソフトウェアのiTunesStoreIDを入力します。

ダウンロードURL

ローカルネットワーク内のWebサーバー上に配置したソフトウェアのマニフェストファイル(拡張子が“.plist”のファイル)のダウンロードURLを入力します。(*)

MDM構成プロファイル削除と同時にアンインストールする

MDM構成プロファイル削除と同時にソフトウェアをアンインストールする場合にチェックを入れます。ソフトウェア配布設定でソフトウェアをインストールした場合のみ、アンインストールできます。

データバックアップ対象にする

iOS端末のバックアップサービス(iCloud、iTunes)の対象とする場合にチェックを入れます。

配布開始日

配布を開始する日を入力します。

配布開始日以降に、クライアントがシステムサーバーと通信すると配布が実行されます。

ファイル名にスペースが含まれる場合は、スペースを削除するかスペースを“%20”に置き換えてください。

11-8-1-7.ファイルダウンロード制御設定

ISM600U_...アイコン2.png→[ファイルダウンロード制御設定]を選択すると表示されます。ローカル配布管理サーバーが構築されている環境で、サービスプロバイダー/サービス管理者が利用を許可している場合に設定できます。配布時のネットワーク負荷を軽減させるために設定します。

表11-8-1-7.ファイルダウンロード制御設定

項目

説明

配布ファイルのダウンロード制御を行う

配布ファイル/フォルダーのダウンロード制御を行う場合にチェックを入れます。

配布時のネットワーク負荷を軽減させることができます。

 

利用可能ネットワーク帯域

配布で利用するネットワーク帯域を入力します。

最大同時ダウンロード数

同時にダウンロードするクライアント数を入力します。

11-8-1-8.配布通知設定

ISM600U_...アイコン2.png→[配布通知設定]を選択すると表示されます。管理者が新しい配布設定を追加したとき、ユーザーに配布の実行を促すために設定します。実行されていない配布設定がある場合に、設定同期のタイミングで定期的にユーザーに通知されます。バルーンで通知するか、またはダイアログで通知するかを選択できます。

表11-8-1-8.配布通知設定

項目

説明

未実施の配布設定がある場合、ユーザーに通知する

実行されていない配布設定があるとき、ユーザーに通知する場合にチェックを入れます。ユーザーが任意のタイミングで配布を実行できる設定にする場合に利用します。

 

バルーンで通知する

バルーンでユーザーに通知する場合にチェックを入れます。

配布一覧ダイアログで通知する

タスクトレイアイコンのコンテキストメニューから表示する「配布一覧」画面でユーザーに通知する場合にチェックを入れます。

11-8-1-9.配布状況一覧

配布設定一覧で、[対象台数]のISM600U_横三本線アイコン1.pngをクリックすると表示されます。配布の実行状況を確認し、再度配布を行うことができます。

表11-8-1-9.配布状況一覧

項目

説明

概要

配布の概要が表示されます。

ハードウェア種別

ハードウェア種別が表示されます。

配布種別

配布種別が表示されます。

[ソフトウェア配布]/[ファイル/フォルダー配布]/[レジストリ配布]/[AppStore]/[インハウス]

パッケージ名

[ハードウェア種別]が[Android]の場合に、登録したソフトウェアのパッケージ名が表示されます。

バージョン

[ハードウェア種別]が[Android]の場合に、登録したソフトウェアのバージョンが表示されます。

iTunesStoreID

[ハードウェア種別]が[iOS]、[配布種別]が[AppStore]の場合に、登録したiTunesStoreIDが表示されます。

ダウンロードURL

[ハードウェア種別]が[iOS]、[配布種別]が[インハウス]の場合に、登録したダウンロードURLが表示されます。

配布開始日時

[ハードウェア種別]が[Windows]/[Android]の場合に、配布開始日時が表示されます。

配布開始日時以降に、クライアントがシステムサーバーと通信すると配布が実行されます。

配布開始日

[ハードウェア種別]が[iOS]の場合に、配布開始日が表示されます。

配布開始日以降に、クライアントがシステムサーバーと通信すると配布が実行されます。

総件数

配布が実行された件数が表示されます。

成功件数

配布に成功したクライアント数が表示されます。

ステータス

配布実行ステータスが表示されます。

 

(Windows)

Windowsクライアントへの配布実行ステータスが表示されます。

[未実施]:ファイル/フォルダーの配布が行われていない

[成功]:ファイル/フォルダーの配布が成功した

[失敗]:ファイル/フォルダーの配布に失敗した、またはQSSの配布用URLへのアクセスは成功したが、予期しない別の要因でファイル/フォルダーの配布に失敗した

[不明]:ファイル配布/フォルダー配布の状況取得に失敗した

[アクセス権限エラー]:転送先に指定されたフォルダーが読み取り専用やアクセス権限がない

[他プロセスで使用中]:転送先にすでにファイル/フォルダーがあり、他プロセスで使用中である

[空き容量不足]:空き容量不足

[転送先不正](*1):転送先に指定されたドライブがローカルドライブではない場合や存在しない

[ファイルパス不正]:ファイルサーバーの指定パスにファイル/フォルダーが存在しない

[ファイル転送エラー]:その他のエラーでファイル/フォルダーの転送に失敗した

[転送ファイル数上限エラー](*2):転送元に保存されているファイル+フォルダー数が1,000を超えている

[ダウンロードエラー]:ファイル/フォルダーのダウンロード中にネットワークが切断された、転送元のファイル/フォルダーが削除されたなどでファイル/フォルダーのダウンロードに失敗した

[設定ファイル読込エラー]:配布設定が不正なため、配布に失敗した(*3)

[QSSサーバーアクセス失敗]:QSSサーバーへのアクセスに失敗した

[QSS配布リンク不正]:QSSサーバーへのアクセスは成功したが、配布用URLが存在しなかった

(Android)

Androidクライアントへの配布実行ステータスが表示されます。

[未実施]:ソフトウェアの配布が行われていない

[成功]:ソフトウェアの配布が成功した

[導入済み]:配布したソフトウェアと同じバーション、または新しいバージョンのソフトウェアがすでにインストールされている

[容量不足]:ディスクの容量不足のため、ソフトウェアをインストールできない

[失敗(ファイル不正)]:インストールできないファイルやapkファイル以外のファイルなどを配布した

[失敗(ユーザーキャンセル)]:配布ソフトウェアのインストール確認メッセージで、ユーザーが拒否した

(iOS)

iOSクライアントへの配布実行ステータスが表示されます。

[未実施]:ソフトウェアの配布が行われていない

[配布通知済み]:配布要求をiOSクライアントに通知している

[成功]:ソフトウェアの配布、インストールが成功した

[失敗(非対応アプリ)]:インストールできないソフトウェアを配布した

[失敗(配布設定不正)]:インハウスアプリの[ダウンロードURL]/App Storeアプリの[iTunesStoreID]が不正

[失敗(AppStore使用不可)]:App Storeが使用不可の設定になっている

[失敗(有償アプリ)]:有償アプリを配布した

[失敗(アンインストール)]:配布ソフトウェアのインストール後に、ユーザーによってアンインストールされた(成功ステータス取得後にアンインストールした場合は、本ステータスに更新されません)

[失敗(ユーザーによるキャンセル)]:配布ソフトウェアのインストール確認メッセージで、ユーザーが拒否した

[失敗(既にインストール済み)]:配布対象のソフトウェアがすでにインストールされている

[失敗([ステータスコード])]:上記以外のエラー([ステータスコード]の部分には、文字列が表示されます)

[失敗]:ソフトウェアのインストールに失敗した場合/iOS 4以前の端末にソフトウェアを配布した

[不明]:上記のステータスのいずれにも該当しない

*1[配布種別]が、[ファイル配布]または[フォルダー配布]の場合に表示されます。

*2[配布種別]が、[フォルダー配布]の場合に表示されます。

*3[配布種別]が、[レジストリ配布]の場合に表示されます。ISM600U_横三本線アイコン1.pngをクリックすると、「配布状況確認-詳細」画面が表示されます。

 

11-8-2.アプリケーションポータル

アプリケーションポータルに公開するアプリケーションを登録します。

ISM600U_運用設定アイコン.png→[配布設定]→[アプリケーションポータル]を選択すると表示されます。

11-8-2-1.公開アプリケーション登録(Android)

ISM600U_プラスアイコン4.png→[Android]を選択すると表示されます。Androidクライアントの公開アプリケーションを登録します。

表11-8-2-1.公開アプリケーション登録(Android)

項目

説明

OS種別

[Android]と表示されます。

apkファイル

[ファイルを選択してください]ボタンをクリックすると、ファイル選択画面が表示されます。

配布するソフトウェアのapkファイルをアップロードし、バージョン情報を入力します。

製品名

apkファイルのアップロード時に、自動で入力されます。

クライアントに表示する製品名と異なる場合は、変更します。

説明

クライアントに表示する説明を入力します。

パッケージ名

アップロードしたapkファイルから取得したパッケージ名が表示されます。

バージョン

apkファイルから取得したバージョンが表示されます。

任意のバージョンに変更できます。

11-8-2-2.公開アプリケーション登録(iOS)

ISM600U_プラスアイコン4.png→[iOS]を選択すると表示されます。iOSクライアントの公開アプリケーションを登録します。

表11-8-2-2.公開アプリケーション登録(iOS)

項目

説明

OS種別

[iOS]と表示されます。

配布種別

配布種別詳細(AppStore/インハウス)を選択します。

 

AppStore

App Storeから提供されているソフトウェアを配布する場合、VPPライセンスが付与されているユーザーが使用するiOSクライアントに対してソフトウェアを配布する場合に選択します。[iTunesStoreID]に対応するソフトウェアが、iOSクライアントにインストールされます。

インハウス

「Apple Developer Enterprise Program」で開発したソフトウェアを配布する場合に選択します。

「Apple Developer Enterprise Program」については、以下のサイトを参照してください。

https://developer.apple.com/jp/programs/enterprise/

製品名

クライアントに表示する製品名と異なる場合は変更します。

説明

クライアントに表示する説明を入力します。

iTunesStoreID

ソフトウェアのiTunesStoreIDを入力します。

ダウンロードURL

ローカルネットワーク内のWebサーバー上に配置したソフトウェアのマニフェストファイル(拡張子が“.plist”のファイル)のダウンロードURLを入力します。(*)

バージョン

バージョンを入力します。

MDM構成プロファイル削除と同時にアンインストールする

MDM構成プロファイル削除と同時にソフトウェアをアンインストールする場合にチェックを入れます。ソフトウェア配布設定でソフトウェアをインストールした場合のみ、アンインストールできます。

データバックアップ対象にする

iOS端末のバックアップサービス(iCloud、iTunes)の対象とする場合にチェックを入れます。

ファイル名にスペースが含まれる場合は、スペースを削除するかスペースを“%20”に置き換えてください。