付録-5.ドメインコントローラーサーバーを利用する場合

ドメインコントローラーサーバーにソフトウェアやファイルを配布する場合や、ふるまい検知機能で検出された検体を保存する場合は、ドメインコントローラーサーバーのグループポリシーをローカルログオン許可に設定する必要があります。また、ドメインに所属するWindowsクライアントに配布する場合、Windowsクライアントから検出された検体をファイルサーバーに保存する場合に、デフォルトドメインポリシーをローカルログオン許可に設定する必要があります。

ここでは、例として、Windows Server 2012 Essentialsの設定方法について説明します。

1コンソール画面を表示する

(1)

対象のポリシーを表示します。

手順については、以下を参照してください。

 

参照.png   付録-4-1-1. 拡張機能のリストを設定している場合12

2[ローカル ログオンを許可]設定に[Users]グループを追加する

(1)

ツリーから、[(選択したドメインコントローラーポリシー名)]→[コンピューターの構成]→[ポリシー]→[Windowsの設定]→[セキュリティの設定]→[ローカル ポリシー]→[ユーザー権利の割り当て]の順に選択します。

ISMC440_308(600加工).png

(2)

[ローカル ログオンを許可]ポリシーを開きます。

「ローカル ログオンを許可のプロパティ」画面が開きます。

(3)

[ユーザーまたはグループの追加]ボタンをクリックします。

「ユーザーまたはグループの追加」画面が開きます。

ISMC440_309(650加工).png

(4)

ドメインで管理している[Users]グループを追加し、[OK]ボタンをクリックします。

「ユーザーまたはグループの追加」画面が閉じ、「ローカル ログオンを許可のプロパティ」画面に戻ります。

ISMC440_311(650加工).png

(5)

[OK]ボタンをクリックします。

MEMO.png   ドメインに所属するWindowsクライアントに配布する場合

配布対象のWindowsクライアントに適用されている[ローカル ログオンを許可]ポリシーに[Users]が含まれていない場合は、[Users]を追加する必要があります。

3ポリシーの設定を反映する

(1)

コマンドプロンプトを開き、[gpupdate]と入力して実行します。