就業時間管理機能を利用するための設定をします。
勤怠の集計方法の設定と、残業許容時間の超過を予防するためのメッセージ通知、残業許容時間を超過した場合のアクション、残業を抑制するための定期的なアクション、勤務間インターバルを遵守するためのアクションの設定ができます。
なお、勤怠システムと連携する場合は、勤怠データ(CSVファイル)を定期的にシステムサーバーに登録する必要があります。
*複数人で共有PCを利用するユーザーの情報も登録してください。また、ドメインで管理している場合は、“ドメイン名\ユーザー名”として登録します。 |
就業開始の基準とする月・日・時間と、無許可残業として扱わない猶予時間を設定します。
勤怠設定は、組織全体に対して適用されます。
勤怠設定は、[利用者情報]の[アカウント名]に設定されているアカウント名に対して、最優先で適用されます。 アカウント名が一致するクライアントがない場合は、クライアントに関連付けられているユーザー、グループに割り当てられている個別設定、基本設定の順で適用されます。 ただし、アカウント名と関連付けられている利用者情報がない場合、または利用者情報が割り当てられているクライアントがない場合は、残業超過事前メッセージなどのユーザーへのメッセージは表示されません。 |
1「勤怠設定」画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[就業時間管理設定]→[勤怠設定]の順に選択します。 「勤怠設定」画面が表示されます。 |
2勤怠設定をする
(1) |
[年度の起算月]で、年間の就業を開始する基準の月を入力します。 例:“4”月と入力 |
|
(2) |
[月間の起算日]で、月間の就業を開始する基準の日を入力します。 例:“16”日と入力 |
|
(3) |
[勤怠月度の設定]で起算日の月と翌月のどちらを月度にするかを選択します。 [月間の起算日]が[16]日の場合、[起算日の月を月度にする]をオンにすると、2019/10/16~2019/11/15の勤怠月は2019年10月の勤怠として扱われます。 |
|
|
[起算日の翌月を月度にする]をオンにすると、2019/10/16~2019/11/15の勤怠月は2019年11月の勤怠として扱われます。 例:[起算日の月を月度にする]を選択 |
|
(4) |
[1日の起算点]で、1日の就業を開始する基準の時間を入力します。 例:“05:00”と入力 |
|
(5) |
[無許可残業までのインターバル]で、就業開始または、終了時刻から無許可残業として扱わない猶予時間(分)を入力します。 [残業超過事前メッセージ]、[残業超過時アクション]、[就業時間管理]メニュー→[個人別勤怠状況一覧]→[個人別勤怠状況]での判定に使用されます。 例:“20”分と入力 |
|
(6) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
|
(7) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 登録が完了します。 |
[月間の起算日]に“31”日と設定している場合、31日がない月(2、4、6、9、11月)は、月末が起算日となります。 |
勤怠の基本設定をします。
基本設定では、超過残業の抑制や勤務間インターバルの遵守のための設定ができます。
設定できる項目は、次の表のとおりです。
表10-10-2.「基本設定」画面で設定できる項目 |
項目 |
説明 |
参照先 |
---|---|---|
勤怠集計設定 |
勤怠の集計方法として、勤怠システムから出力した勤怠データを使用するか、操作ログのみ使用するかを指定できます。 |
|
残業超過事前メッセージ(*) |
月間または年間の残業許容時間の残りが、設定した割合以下になった場合に、次回PCのログオン時や指定した時刻に、警告メッセージを表示できます。 |
|
残業超過時アクション(*) |
月間または年間の残業時間が、設定した残業許容時間を超えた場合に警告メッセージを表示し、PCをシャットダウン/ログオフできます。 |
|
残業抑制用アクション(*) |
指定した曜日と時刻に残業を抑制するためのメッセージを表示し、PCをシャットダウン/ログオフできます。 |
|
インターバルアクション(*) |
インターバルとは、勤務終了時刻から次の勤務開始時刻までに確保する休息時間のことです。インターバル内にログオンした場合に警告メッセージを表示し、PCをシャットダウン/ログオフできます。 |
*操作ログ収集機能を利用していない場合でも利用できます。
勤怠の集計方法を設定します。
勤怠システムから出力した勤怠データを使用するか、操作ログのみ使用するかを指定します。
それぞれの指定方法で利用できる機能については、以下を参照してください。
1「基本設定」画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[就業時間管理設定]→[基本設定]の順に選択します。 「基本設定」画面が表示されます。 |
2勤怠の集計方法を設定する
(1) |
[勤怠集計設定]で、勤怠集計方法に勤怠データを使用するか、操作ログのみ使用するかを選択します。 [操作ログのみ使用]を選択した場合は、業務時間と勤務対象の曜日を設定します。 例:[勤怠データを使用]を選択 |
|
(2) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
|
(3) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 登録が完了します。 |
勤怠集計方法に操作ログのみ使用する場合、次の機能は使用できません。 ・残業超過事前メッセージ ・残業超過時アクション ・インターバルアクション |
月間または年間の残業許容時間の残りが設定した割合になった場合に、次回PCのログオン時や指定した時刻に警告メッセージを表示できます。
ここでは例として、月間の残業許容時間を45時間とし、残り時間が20%(9時間)になった場合に、ユーザーにメッセージを通知するように設定する手順について説明します。
クライアントは、当日の勤怠データから就業開始時刻と終了時刻(業務時間)のデータを受け取り、業務時間外の時間を残業時間と判定します。 前日までの残業時間と当日の業務時間外の時間でPCにログオンしている時間とを合計し、その合計時間と残業許容時間との差が残業超過事前メッセージの[残業許容時間の残り]で設定した割合以下かどうかを5分ごとに確認します。 [残業許容時間の残り]で設定した割合以下の場合は、ユーザーにメッセージ通知します。 例えば、[残業許容時間]が45時間、残り20%(残業時間が36時間)で18時30分に通知する設定になっており、当日までに35時間45分(通知まで残り15分)残業している場合は、18時15分に残り20%以下になるため、当日の18時30分にメッセージ通知されます。 なお、[無許可残業までのインターバル]に設定している時間内のログオンの場合は、メッセージ通知されません。 ただし、[無許可残業までのインターバル]が40分に設定されている場合は、40分間は残業時間として計上されないため、18時30分にメッセージ通知されません。同日40分を超えてログオンしていた場合、インターバルの40分も残業時間に計上され、翌日の18時30分にメッセージ通知されます。 |
1「基本設定」画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[就業時間管理設定]→[基本設定]の順に選択します。 「基本設定」画面が表示されます。 |
2残業超過事前メッセージを設定する
(1) |
左メニューから[残業超過事前メッセージ]を選択し、[残業超過事前メッセージを送信する]にチェックを入れます。 |
|
(2) |
[メッセージ送信設定]の[残業時間区分]で、残業時間の区分を選択します。 例:[月間]を選択 |
|
(3) |
[残業許容時間]欄に、残業を許容する時間を入力します。 例:“45”時間と入力 |
|
(4) |
[残業許容時間の残り]欄に、残業許容時間の何%以下の値になった場合にユーザーに通知するかの割合を入力します。 例:“20”%と入力 |
|
(5) |
[ユーザーへのメッセージ]欄に、ユーザーに通知するメッセージを入力します。 |
|
(6) |
ユーザーに通知する条件を複数設定する場合は、 |
|
(7) |
[通知タイミング]で、メッセージを通知するタイミングにチェックを入れます。 例:[ログオン時]、[指定時刻]にチェックを入れ、“16:00”と入力 |
上記の設定では、月間の残業時間の残りが、残業許容時間(45時間)の20%以下(9時間)になった場合、ログオン時と指定時刻(16時)にユーザーに次のような画面が表示されます。 なお、[残業超過時アクション]の[残業許容時間]に設定した時間を超えるか、[勤怠設定]→[年度の起算月]/[月間の起算日]で設定した起算月/起算日になるまで毎日ログオン時と指定時刻(16時)に通知されます。 |
3管理者への通知をする
(1) |
[メッセージ送信設定]で設定した残業許容時間の割合以下になった際に、管理者に通知する場合は、[管理者通知]ボタンをクリックします。 「管理者通知」画面が表示されます。 |
|
(2) |
[通知先]でメール送信先にチェックを入れます。 例:[システム管理者]、[グループ管理者]にチェックを入れる |
|
(3) |
[システム管理者]、[グループ管理者]以外の連絡先にメールを送信したい場合は、[その他通知先]欄に任意のメールアドレスを入力します。 複数のメールアドレスを入力する場合は、カンマ(,)区切りで入力してください(最大10件)。 |
|
(4) |
[件名]/[本文]欄に、メールの件名と本文を入力します。 |
|
(5) |
[登録]ボタンをクリックします。 登録が完了し、「基本設定」画面に戻ります。 |
管理者と設定した通知先への通知のタイミングは、次のとおりです。 ・[メッセージ送信設定]で設定した残業許容時間の割合以下になった場合 ・勤怠データの登録時に、設定した残業許容時間の割合以下であった場合 なお、1つの設定条件につき1回のみ通知されます。 |
4登録を完了する
(1) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
|
(2) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 登録が完了します。 |
月間または年間の残業許容時間が、設定した時間を超えた場合に警告メッセージを表示し、PCをシャットダウン/ログオフできます。
ここでは例として、月間の残業許容時間を45時間とし、45時間を超えたユーザーにメッセージを通知してPCをログオフするように設定する手順について説明します。
クライアントは、当日の勤怠データから就業開始時刻と終了時刻(業務時間)を受け取り、業務時間外の時間を残業時間と判定します。 前日までの残業時間と当日の業務時間外の時間でPCにログオンしている時間の合計が残業超過時アクションの[残業許容時間]を超過していないかどうかを5分ごとに確認します。 超過した場合は、ユーザーにメッセージ通知し、メッセージ通知の5分後にアクション(シャットダウン/ログオフ)を実行します。なお、[無許可残業までのインターバル]に設定している時間内のログオン時間はメッセージ通知およびアクションの実行はされません。 例1) [無許可残業までのインターバル]が20分、業務時間が9:00~18:00、残業許容時間の残り時間が0分の場合の動作は次のとおりです。 ・8時25分にログオンしていた場合:メッセージ通知・アクション実行あり ・8時45分にログオンしていた場合:メッセージ通知・アクション実行なし ・18時15分にログオンしていた場合:メッセージ通知・アクション実行なし ・18時25分にログオンしていた場合:メッセージ通知・アクション実行あり 例2) [無許可残業までのインターバル]が20分、業務時間が9:00~18:00、残業許容時間の残り時間が1時間の場合の動作は次のとおりです。 ・18時45分にログオンしていた場合:メッセージ通知・アクション実行なし ・19時にログオンしていた場合:メッセージ通知・アクション実行あり |
1「基本設定」画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[就業時間管理設定]→[基本設定]の順に選択します。 「基本設定」画面が表示されます。 |
2残業超過時アクションを設定する
(1) |
左メニューから[残業超過時アクション]を選択し、[残業超過時アクションを実行する]にチェックを入れます。 |
|
(2) |
[メッセージ送信設定]の[残業時間区分]で、残業時間の区分を選択します。 例:[月間]を選択 |
|
(3) |
[残業許容時間]欄に、残業を許容する時間を入力します。 例:“45”時間と入力 |
|
(4) |
[ユーザーへのメッセージ]欄に、ユーザーに通知するメッセージを入力します。 |
|
(5) |
ユーザーに通知する条件を複数設定する場合は、 |
|
(6) |
[アクション]で、残業許容時間を超えた場合にユーザーのPCに対して実行するアクションを選択します。 例:[ログオフ]を選択 |
|
(7) |
[アクション]で[シャットダウン]/[ログオフ]を選択した場合は、[延長]で、ユーザーがアクションを延長することを許可するかどうかを選択します。 例:[許可する]を選択 |
|
(8) |
[延長]で[許可する]を選択した場合は、[延長可能回数]欄、[延長間隔]欄に延長可能回数と延長間隔を入力します。 例:“3”回、“10”分と入力 |
0または空白を指定すると、延長可能回数が無制限になります。 |
上記の設定では、月間の残業時間が、残業許容時間(45時間)を超えた場合に、ユーザーに次のようなメッセージが表示され、メッセージ通知の5分後にPCがログオフされます。 なお、[勤怠設定]→[年度の起算月]/[月間の起算日]で設定した起算月/起算日になるまで毎日実行されます。 |
ユーザーが残業超過時アクションを延長したあとに、ユーザーコンソールで[残業超過時アクション]の設定を変更した場合、変更後の設定はOSをシャットダウンまたはログオフするまで反映されません。 |
[延長可能回数]と[延長間隔]には、システムサーバーとの通信可否は影響しません。 [残業超過時アクション]の設定がクライアントに反映されていれば、システムサーバーと通信できない環境でも、指定した回数、間隔で動作します。 |
3管理者への通知をする
(1) |
ユーザーがアクションを延長した際に管理者に通知する場合は、[管理者通知]ボタンをクリックします。 |
|
|
[アクション]で[シャットダウン]/[ログオフ]を選択し、[延長]で[許可する]を選択した場合に設定できます。 「管理者通知」画面が表示されます。 |
|
(2) |
[通知先]でメール送信先にチェックを入れます。 例:[システム管理者]、[グループ管理者]にチェックを入れる |
|
(3) |
[システム管理者]、[グループ管理者]以外の連絡先にメールを送信したい場合は、[その他通知先]欄に任意のメールアドレスを入力します。 複数のメールアドレスを入力する場合は、カンマ(,)区切りで入力してください(最大10件)。 |
|
(4) |
[件名]/[本文]欄に、メールの件名と本文を入力します。 |
|
(5) |
[登録]ボタンをクリックします。 登録が完了し、「基本設定」画面に戻ります。 |
4登録を完了する
(1) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
|
(2) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 登録が完了します。 |
指定した曜日と時刻に残業を抑制するためのメッセージを送信し、PCをシャットダウン/ログオフできます。(*)
ここでは例として、毎週水曜日を定時退社日とし、18時にメッセージ通知、18時の30分前(17時30分)に事前通知、30分後(18時30分)にPCのシャットダウンをするように設定する手順について説明します。
*ユーザーのPCの画面がロックされている場合は、動作しません。
1「基本設定」画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[就業時間管理設定]→[基本設定]の順に選択します。 「基本設定」画面が表示されます。 |
2残業抑制用アクションを設定する
(1) |
左メニューから[残業抑制用アクション]を選択し、[残業抑制用アクションを実行する]にチェックを入れます。 |
|
(2) |
[スケジュール]で、残業抑制用アクションを実行する曜日にチェックを入れます。 例:[水]にチェックを入れる |
|
(3) |
[通知時刻]欄に、残業抑制用アクションを実行する時刻を入力します。 例:“18:00”と入力 |
|
(4) |
[ユーザーへのメッセージ]欄に、ユーザーに通知するメッセージを入力します。 |
|
(5) |
事前に通知する場合は、[事前に通知する]にチェックを入れ、[通知時刻]の何分前に事前通知をするかの時間(分)を入力します(1~1439)。 例:“30”分前と入力 |
|
(6) |
[ユーザーへの事前メッセージ]欄に、事前に通知するメッセージを入力します。 |
|
(7) |
[アクション]で、ユーザーのPCに対して実行するアクションを選択し、[通知時刻]から何分後に実行するかの時間(分)を入力します。 例:[シャットダウン]を選択し、“30”分後と入力 |
|
(8) |
[アクション]で[シャットダウン]/[ログオフ]を選択した場合は、[延長]で、ユーザーがアクションを延長することを許可するかどうかを選択します。 例:[許可する]を選択 |
|
(9) |
[延長]で[許可する]を選択した場合は、[延長可能回数]欄、[延長間隔]欄に延長可能回数と延長間隔を入力します。 例:“3”回、“10”分と入力 |
0または空白を指定すると、延長可能回数が無制限になります。 |
上記の設定では、毎週水曜日の17時30分と18時に、ユーザーに次のようなメッセージが表示され、18時30分にPCがシャットダウンされます。
|
ユーザーが残業抑制用アクションを延長したあとに、ユーザーコンソールで[残業抑制用アクション]の設定を変更した場合、変更後の設定はOSをシャットダウンまたはログオフするまで反映されません。 |
[延長可能回数]と[延長間隔]には、システムサーバーとの通信可否は影響しません。 [残業抑制用アクション]の設定がクライアントに反映されていれば、システムサーバーと通信できない環境でも、指定した回数、間隔で動作します。 |
設定した残業抑制用アクションの有効期間は、 18時30分に残業抑制用アクションが動作する場合は、以下のようになります。 ・[1日の起算点]を21時に設定していた場合:18時30分から同日の20時59分まで有効 ・[1日の起算点]を9時に設定していた場合:18時30分から翌日の8時59分まで有効 |
3管理者への通知をする
(1) |
ユーザーがアクションを延長した際に管理者に通知する場合は、[管理者通知]ボタンをクリックします。 |
|
|
[アクション]で[シャットダウン]/[ログオフ]を選択し、[延長]で[許可する]を選択した場合に設定できます。 「管理者通知」画面が表示されます。 |
|
(2) |
[通知先]でメール送信先にチェックを入れます。 例:[システム管理者]、[グループ管理者]にチェックを入れる |
|
(3) |
[システム管理者]、[グループ管理者]以外の連絡先にメールを送信したい場合は、[その他通知先]欄に任意のメールアドレスを入力します。 複数のメールアドレスを入力する場合は、カンマ(,)区切りで入力してください(最大10件)。 |
|
(4) |
[件名]/[本文]欄に、メールの件名と本文を入力します。 |
|
(5) |
[登録]ボタンをクリックします。 登録が完了し、「基本設定」画面に戻ります。 |
管理者への通知メールは、以下のいずれか、または両方の条件を満たしている場合に送信されます。 ・クライアント端末に利用者情報が割り当てられている ・利用者情報に登録されているアカウント名が、実際のログオンユーザー名と一致している |
4登録を完了する
(1) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
|
(2) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 登録が完了します。 |
インターバルとは、勤務終了時刻から次の勤務開始時刻までに確保する休息時間のことです。インターバル内にユーザーがPCにログオンした場合、警告メッセージを表示し、PCをシャットダウン/ログオフできます。
ここでは例として、インターバルを10時間とし、インターバル内にユーザーがPCにログオンした場合にメッセージを通知し、ログオフする設定について説明します。
1「基本設定」画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[就業時間管理設定]→[基本設定]の順に選択します。 「基本設定」画面が表示されます。 |
2インターバルアクションを設定する
(1) |
左メニューから[インターバルアクション]を選択し、[インターバルアクションを実行する]にチェックを入れます。 |
|
(2) |
[インターバル]欄に、インターバルを入力します。 例:“10”時間と入力 |
|
(3) |
[ユーザーへのメッセージ]欄に、ユーザーに通知するメッセージを入力します。 |
|
(4) |
[アクション]で、インターバル内にユーザーがログオンした場合に、ユーザーのPCに対して実行するアクションを選択します。 例:[ログオフ]を選択 |
|
(5) |
[アクションの拒否]で、アクションの実行を拒否することを許可するかどうかを選択します。 例:[許可する]を選択 |
インターバルアクションは、[勤怠集計設定]で[勤怠データを使用]をオンにしている場合で、クライアントがシステムサーバーと通信できるときのみ機能します。 勤怠データ登録ツールで日間勤怠ファイル(CSVファイル)をシステムサーバーに登録したあと、クライアントがサーバーと通信した際に、日間勤怠ファイルの6列目の[退社打刻の時刻]が取得されます。 上記の設定では、[退社打刻の時刻]から次の勤務開始時刻(PCのログオン時刻)までの時間が10時間以上空いていなかった場合、ユーザーに次のようなメッセージが表示され、メッセージ通知の5分後にPCがログオフされます。 |
3管理者への通知をする
(1) |
ユーザーがアクションを拒否した際に管理者に通知する場合は、[管理者通知]ボタンをクリックします。 |
|
|
[アクション]で[シャットダウン]/[ログオフ]を選択し、[アクションの拒否]で[許可する]を選択した場合に設定できます。 「管理者通知」画面が表示されます。 |
|
(2) |
[通知先]でメール送信先にチェックを入れます。 例:[システム管理者]、[グループ管理者]にチェックを入れる |
|
(3) |
[システム管理者]、[グループ管理者]以外の連絡先にメールを送信したい場合は、[その他通知先]欄に任意のメールアドレスを入力します。 複数のメールアドレスを入力する場合は、カンマ(,)区切りで入力してください(最大10件)。 |
|
(4) |
[件名]/[本文]欄に、メールの件名と本文を入力します。 |
|
(5) |
[登録]ボタンをクリックします。 登録が完了し、「基本設定」画面に戻ります。 |
4登録を完了する
(1) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
|
(2) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 登録が完了します。 |
特定の部署や拠点など、組織全体の設定とは異なる設定で就業時間管理をしたい場合に、個別設定を使用します。
個別設定は、基本設定を基にして、設定内容を一部だけ変更して使用する設定です。
1「個別設定」画面を表示する
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[就業時間管理設定]→[個別設定]の順に選択します。 「個別設定」画面が表示されます。 |
|
(3) |
個別設定の新規作成画面が表示されます。 |
2設定内容を変更する
(1) |
個別設定名を入力します。 例:“個別設定1”と入力 |
|
(2) |
勤怠集計設定を個別に設定する場合は、[勤怠集計設定]の[基本設定との関係]で[連動しない]を選択します。 |
|
(3) |
[勤怠データを使用]または、[操作ログのみ使用]を選択します。 |
|
|
[操作ログのみ使用]を選択した場合は、業務時間と勤務対象の曜日を設定します。 |
勤怠集計方法に操作ログのみ使用する場合、次の機能は使用できません。 ・残業超過事前メッセージ ・残業超過時アクション ・インターバルアクション |
(4) |
残業超過事前メッセージを個別に設定する場合は、[残業超過事前メッセージ]の[基本設定との関係]で[連動しない]を選択します。 |
|
(5) |
個別の残業超過事前メッセージを設定します。 |
|
(6) |
その他の設定についても個別に設定する場合は、[連動しない]を選択して、設定を変更します。 |
|
(7) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
|
(8) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 登録が完了します。 |
3設定を確認する
(1) |
[個別設定]をクリックします。 |
|
(2) |
[基本設定との関係]を[連動しない]にした項目が、[設定あり]と表示されていることを確認します。 |
|
4個別設定を割り当てる
(1) |
[割当数]の グループ・ユーザーの選択画面が表示されます。 |
|
(2) |
個別設定を割り当てるグループまたはユーザーを選択します。 例:[総務部]を選択 |
|
(3) |
割当対象リストに移動します。 |
|
(4) |
[登録]ボタンをクリックします。 |
|
(5) |
確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。 個別設定の割り当てが完了します。 |
共有PCなど1台のPCを複数のユーザーが使用している場合は、共有PCにログオンしているユーザーの情報を基に、就業時間管理設定を割り当てます。 個別設定が複数あり、共有PCを使用するユーザーが複数いる場合は、ユーザー→所属グループ→上位グループの優先度で個別設定が割り当てられます。 共有PCを使用するユーザーの情報が取得できない場合は、所属グループの個別設定が適用されます。 個別設定が存在しない場合は、基本設定が適用されます。 例) 個別設定1:ユーザーAを割り当てている 個別設定2:所属グループを割り当てている 個別設定3:個別設定2の上位のグループを割り当てている 共有PCの利用者別に適用される就業時間管理設定 ① 共有PCの利用者がユーザーAの場合:個別設定1 ② 共有PCの利用者がユーザーA以外の同じグループに所属している場合:個別設定2 ③ 共有PCの利用者がユーザーA以外で異なるグループに所属している場合:個別設定3 ④ 共有PCの利用者がゲストユーザー、またはアカウント名が未登録のユーザーの場合:基本設定 |
[ハードウェア]メニュー→[ハードウェア一覧]で、設定を反映するクライアントのチェックボックスにチェックを入れ、 なお、クライアント設定同期を実行するには、サービスプロバイダー/サービス管理者で機能を提供するよう設定されている必要があります。 |
勤怠システムと連携する場合は、勤怠データ登録ツールを利用して、定期的に勤怠システムから出力した勤怠データ(CSVファイル)をシステムサーバーに登録します。
Windows OS、またはLinux OSで登録できます。
勤怠データをシステムサーバーに登録するためには、HTTPS(ポート番号:443)によるインターネットへの通信が可能である必要があります。 また、サービスプロバイダー/サービス管理者によって、ユーザーコンソール用APIの利用が許可されている必要があります。共通メニューの[(ログイン名)]→[契約情報]→[契約設定(共通)]→[ユーザーコンソール用APIの利用]から確認できます。 |
勤怠データ(CSVファイル)のフォーマットにしたがい、定期的に勤怠システムから勤怠データを出力します。 |
10-10-4-1.勤怠データ(CSVファイル)のフォーマット
勤怠データには、月間勤怠ファイルと日間勤怠ファイルがあります。
月間勤怠ファイルは、各従業員の月ごとの総残業時間を記載したファイルで、日間勤怠ファイルは、各従業員の勤怠情報を記載したファイルです。
月間勤怠ファイル/日間勤怠ファイルのフォーマットと注意点は、次のとおりです。
・文字コードは、UTF-8 BOM なし
・改行コードは、CRLF
・データは、ダブルクォーテーション(")で囲まない
・データ間は、カンマ(,)で区切る
・ヘッダー行はないため、データは1行目から読み込まれる
月間勤怠ファイルのCSVファイルフォーマットは、次のとおりです。
U00001,2019/10,1200 |
表10-10-4-1-1.月間勤怠ファイルのCSVファイルフォーマット |
列 |
項目 |
説明 |
---|---|---|
1列目 |
ユーザーID |
勤怠システムの社員番号と本サービスのユーザーを紐付けるためのユーザーIDを入力します。入力したユーザーIDと本サービスに登録済みのユーザーIDが一致しない場合、対象のデータは登録されません。 登録済みのユーザーIDを変更する方法については、以下を参照してください。 |
2列目 |
月度 |
勤怠の月度をyyyy/MMの形式で入力します。 |
3列目 |
月度の総残業時間 |
月度の総残業時間を分単位(0~44640)で入力します(カンマは不要)。 残業をしていない場合、0を指定してください。 |
日間勤怠ファイルのCSVファイルフォーマットは、次のとおりです。
U00001,2019/10/01,2019/10/01 09:00,2019/10/01 18:00,2019/10/01 08:54,2019/10/01 18:06,2019/10/01 09:00,2019/10/01 18:00,0 |
表10-10-4-1-2.日間勤怠ファイルのCSVファイルフォーマット |
列 |
項目 |
説明 |
---|---|---|
1列目 |
ユーザーID(*) |
勤怠システムの社員番号と本サービスのユーザーを紐付けるためのユーザーIDを入力します。入力したユーザーIDと本サービスに登録済みのユーザーIDが一致しない場合、対象のデータは登録されません。 登録済みのユーザーIDを変更する方法については、以下を参照してください。 |
2列目 |
勤怠日(*) |
当日の勤怠日をyyyy/MM/ddの形式で入力します。 |
3列目 |
就業開始時刻(*) |
当日の就業開始時刻をyyyy/MM/dd HH:mmの形式で入力します。 空欄の場合は、休日として扱われます。 |
4列目 |
就業終了時刻(*) |
当日の就業終了時刻をyyyy/MM/dd HH:mmの形式で入力します。 [就業開始時刻]の値から24時間以内の値を入力してください。 空欄の場合は、休日として扱われます。 |
5列目 |
出社打刻の時刻(*) |
当日の出社打刻の時刻をyyyy/MM/dd HH:mmの形式で入力します。 |
6列目 |
退社打刻の時刻(*) |
当日の退社打刻の時刻をyyyy/MM/dd HH:mmの形式で入力します。 [出社打刻の時刻]の値から48時間以内の値を入力してください。 |
7列目 |
業務許可開始時刻 |
当日の業務が許可されている開始時刻をyyyy/MM/dd HH:mmの形式で入力します。 [業務許可開始時刻]から[業務許可終了時刻]までの時間が「業務時間」、「残業時間」として扱われます。 |
8列目 |
業務許可終了時刻 |
当日の業務が許可されている終了時刻をyyyy/MM/dd HH:mmの形式で入力します。 [業務許可開始時刻]の値から48時間以内の値を入力してください。 |
9列目 |
残業時間合計(*) |
当日の残業時間の合計を分単位(0~2880)で入力します(カンマは不要)。 残業をしていない場合、または出社していない場合は、0を指定してください。 |
*個人別勤怠状況一覧で個人別の勤怠グラフを表示する場合は、必須入力です。
10-10-4-2.Windows OSで勤怠データを登録する
Windows OSで、勤怠データをシステムサーバーに登録するために勤怠データ登録ツールを実行する手順について説明します。
ここでは、タスクスケジューラを使用して、勤怠データ登録ツールが4時間ごとに実行されるように設定します。なお、定期実行させるため、この設定をするPCは常に起動している必要があります。
タスクスケジューラを使用した定期的な勤怠データの登録は、過去2か月分までのデータを基準としてください。 過去2年分など長期間の勤怠データを登録する場合は、登録に時間がかかる可能性があるため、勤怠データ登録ツールをコマンドプロンプトから実行してください。 コマンドプロンプトから実行する手順は、次のとおりです。 ① 勤怠データ登録ツール(ISMWorkUploader.exe)を任意のフォルダーに保存します。 ② [Windows]+[R]キーを押して「ファイル名を指定して実行」画面を開き、“cmd”と入力します。 ③ 次のコマンドを実行します([-server_name=]以降は、定期実行させる際の引数と同様です)。 C:\ISMWorkUploader\ISMWorkUploader.exe -server_name="example1.co.jp" なお、定期的な勤怠データの登録が実行中の場合、勤怠データ登録ツールの実行に失敗します。失敗した場合は、数分後に再度実行してください。 |
1勤怠データ登録ツールをダウンロードする
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[クライアント導入]→[Windowsユーティリティ]の順に選択します。 |
|
(3) |
勤怠データ登録ツール(ismWorkUploader.zip)の[更新日時]から または、共通メニューの ファイルの保存画面が表示されますので、保存先を指定します。 |
|
(4) |
ダウンロードした圧縮ファイルを解凍し、Windowsフォルダー内の勤怠データ登録ツール(Windows\x86\ISMWorkUploader.exe(32bit版)/Windows\x64\ISMWorkUploader.exe(64bit版))を任意のフォルダーに保存します。 例:C:\ISMWorkUploader |
2タスクスケジューラの設定を開始する
(1) |
[Windows]キー+[R]キーを押します。 「ファイル名を指定して実行」画面が表示されます。 |
|
(2) |
“taskschd.msc”と入力して[OK]ボタンをクリックします。 「タスク スケジューラ」画面が表示されます。 |
|
(3) |
メニューから[操作]→[タスクの作成]の順に選択します。 「タスクの作成」画面が表示されます。 |
|
3[全般]タブを設定する
(1) |
[全般]タブの[名前]欄に、任意の名前を入力します。 |
|
(2) |
[説明]欄に任意の説明を入力します。 |
|
(3) |
[セキュリティ オプション]で、[ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する]をオンにします。 |
|
(4) |
[最上位の特権で実行する]、[表示しない]は、チェックが外れていることを確認します。 |
4[トリガー]タブを設定する
(1) |
[トリガー]タブをクリックします。 |
|
(2) |
[新規]ボタンをクリックします。 「新しいトリガー」画面が表示されます。 |
|
(3) |
[タスクの開始]で[スケジュールに従う]を選択します。 |
|
(4) |
[設定]で[1回]をオンにします。 |
|
(5) |
[開始]でスケジュールを開始する日時を選択します。 日付は、タスクを作成している日を選択し、時刻は、 |
|
(6) |
[詳細設定]の[繰り返し間隔]にチェックを入れ、“4時間”と入力します。 |
|
(7) |
[継続時間]で[無制限]を選択します。 |
|
(8) |
[有効]にチェックを入れます。 |
|
(9) |
[OK]ボタンをクリックします。 「新しいトリガー」画面が閉じ、「タスクの作成」画面に戻ります。 |
[開始]の時刻に、 例)[1日の起算点]が5時の場合 ・2時30分(2時間30分前):深夜の残業時間帯に退社した従業員のデータを登録 ・6時30分(1時間30分後):深夜の残業時間帯に退社した従業員/早出出勤した従業員のデータを登録 ・10時30分(5時間30分後):早出出勤した従業員のデータ登録 ・14時30分(9時間30分後):午後休暇など、当日の就業開始から退社打刻の時刻が変更されたデータを登録 ・18時30分(13時間30分後):退社した従業員のデータを登録 ・22時30分(17時間30分後):残業時間帯に退社した従業員のデータを登録 ・2時30分(21時間30分後):深夜の残業時間帯に退社した従業員のデータを登録 なお、CSVファイルが出力されてからタスクが実行されるように時刻を調整してください。 |
(1) |
[操作]タブをクリックします。 |
|
(2) |
[新規]ボタンをクリックします。 「新しい操作」画面が表示されます。 |
|
(3) |
[操作]で[プログラムの開始]を選択します。 |
|
(4) |
[プログラム/スクリプト]欄に、勤怠データ登録ツールの保存場所を入力します。 例:C:\ISMWorkUploader\ |
|
(5) |
[引数の追加(オプション)]欄に、引数を入力します。 例:-server_name="example1.co.jp" |
|
|
指定する引数は、次の表のとおりです。 |
表10-10-4-2. [引数の追加(オプション)]欄に指定する引数 |
項目 |
引数 |
説明 |
---|---|---|
必ず指定する引数 |
-server_name |
勤怠データ登録サーバーのアドレスを指定します。 共通メニューの[(ログイン名)]→[契約情報]→[就業時間管理]の[サーバーアドレス(IPv4)]または[サーバーアドレス(IPv6)]に表示されている勤怠データ登録サーバーのアドレス部分を指定してください。 例)[example1.co.jp:443]の場合、 |
-customer_code |
ユーザーコンソールにログインする顧客コードを指定します。 例)[quality000]の場合、 |
|
-account_name |
ユーザーコンソールにログインするアカウントを指定します。 例)[admin]の場合、-account_name="admin" |
|
-password |
ユーザーコンソールにログインするパスワードを指定します。 例)[password@1]の場合、 |
|
-month_over_time_path |
月間勤怠ファイルのファイルパスを絶対パスで指定します。 例)[C:\ISMWorkUploader\Monthly.csv]の場合、 |
|
-days_over_time_path |
日間勤怠ファイルのファイルパスを絶対パスで指定します。 例)[C:\ISMWorkUploader\Daily.csv]の場合、 |
|
必要に応じて指定する引数 |
-proxy_addr |
勤怠データ登録サーバーに接続するためにプロキシサーバーを経由する必要がある場合は、プロキシサーバーのアドレスをURL形式で指定します。 例)[http://192.168.130.88:80/]の場合、 |
-proxy_user |
認証付きプロキシサーバーを使用する場合は、認証に必要なユーザー名を指定します。 例)[user01]の場合、-proxy_user="user01" |
|
-proxy_password |
認証付きプロキシサーバーを使用する場合は、認証に必要なパスワードを指定します。 例)[0123abcd]の場合、 |
|
-console_server_name |
共通メニューの[(ログイン名)]→[契約情報]→[就業時間管理]の[サーバーアドレス(IPv4)]または[サーバーアドレス(IPv6)]に表示されている勤怠データ登録サーバーのアドレスと、ユーザーコンソールのアドレスが異なる場合、ユーザーコンソールのURLのドメイン名を指定します。 例)[https://example2.co.jp/ismc-user/]の場合、 |
|
-insecure_skip_verify |
[server_name]または[console_server_name]で指定したシステムサーバーが自己署名証明書を使用している場合に指定します。 本引数を追加しない場合、自己署名証明書を使用しているサーバーに接続することはできません。 例)-insecure_skip_verify=true |
勤怠データ登録ツールを実行する前に、月間勤怠ファイルと日間勤怠ファイルを最新の情報に更新してください。 |
(6) |
[開始(オプション)]欄に、勤怠データ登録ツールの保存場所(フォルダー)を絶対パスで入力します。 例:C:\ISMWorkUploader |
|
(7) |
[OK]ボタンをクリックします。 「新しい操作」画面が閉じ、「タスクの作成」画面に戻ります。 |
6[条件]タブを設定する
(1) |
[条件]タブをクリックします。 |
|
(2) |
[電源]で、[コンピューターを AC 電源で使用している場合のみタスクを開始する]、[コンピューターの電源をバッテリに切り替える場合は停止する]、[タスクを実行するためにスリープを解除する]をオンにします。 |
|
(3) |
[ネットワーク]で、[次のネットワーク接続が使用可能な場合のみタスクを開始する]をオンにして、[任意の接続]を選択します。 |
7[設定]タブを設定する
(1) |
[設定]タブをクリックします。 |
|
(2) |
[タスクを要求時に実行する]、[スケジュールされた時刻にタスクを開始できなかった場合、すぐにタスクを実行する]にチェックを入れます。 |
|
(3) |
[タスクを停止するまでの時間]のチェックを外します。 |
|
(4) |
[要求時に実行中のタスクが終了しない場合、タスクを強制的に停止する]にチェックを入れます。 |
|
(5) |
[タスクが既に実行中の場合に適用される規則]で、[新しいインスタンスを開始しない]を選択します。 |
|
(6) |
[OK]ボタンをクリックします。 |
Linux OSで、勤怠データをシステムサーバーに登録するために勤怠データ登録ツールを実行する手順について説明します。
ここでは、勤怠データ登録ツールが4時間ごとに実行されるように設定します。なお、定期実行させるため、この設定をするPCは常に起動している必要があります。
4時間ごとの定期的な勤怠データの登録は、過去2か月分までのデータを基準としてください。 過去2年分など長期間の勤怠データを登録する場合は、登録に時間がかかる可能性があるため、定期実行を指定せずにコマンド実行してください。 実行する手順は、次のとおりです。 ① 勤怠データ登録ツール(ISMWorkUploader.so)を任意のディレクトリに展開します。 ② 次のコマンドを実行します([-server_name=]以降は、定期実行させる際の引数と同様です)。 なお、定期的な勤怠データの登録が実行中の場合、勤怠データ登録ツールの実行に失敗します。失敗した場合は、数分後に再度実行してください。 |
1勤怠データ登録ツールをダウンロードする
(1) |
メニューから、 |
|
(2) |
左メニューから、[クライアント導入]→[Windowsユーティリティ]の順に選択します。 |
|
(3) |
勤怠データ登録ツール(ismWorkUploader.zip)の[更新日時]から または、共通メニューの ファイルの保存画面が表示されますので、保存先を指定します。 例:/root/ISMWorkUploader/ |
|
(4) |
次の順にコマンドを実行して、ダウンロードした圧縮ファイルを解凍します。 ・32bitOSの場合 |
cd /root/ISMWorkUploader unzip ismWorkUploader.zip tar zxvf ismWorkUploader/Linux/i386/ISMWorkUploader.so.tar.gz |
|
・64bitOSの場合 |
cd /root/ISMWorkUploader unzip ismWorkUploader.zip tar zxvf ismWorkUploader/Linux/x64/ISMWorkUploader.so.tar.gz |
2勤怠データ登録ツールを実行するマシンにログインする
(1) |
勤怠データ登録ツールを実行するマシンにrootユーザーでログインします。 |
3勤怠データ登録ツールの実行を指定する
(1) |
次のコマンドを実行します。 |
crontab -e |
|
エディターが開きます。 |
(2) |
次の定義を追記します。 なお、“/root/ISMWorkUploader/ISMWorkUploader.so”以降の引数については、以下の引数を参考にして、環境に合わせた内容で追記してください。 |
#毎日2時30分に実行 30 02 * * * /root/ISMWorkUploader/ISMWorkUploader.so -server_name="example1.co.jp" -customer_code= #毎日6時30分に実行 30 06 * * * /root/ISMWorkUploader/ISMWorkUploader.so -server_name="example1.co.jp" -customer_code= #毎日10時30分に実行 30 10 * * * /root/ISMWorkUploader/ISMWorkUploader.so -server_name="example1.co.jp" -customer_code= #毎日14時30分に実行 30 14 * * * /root/ISMWorkUploader/ISMWorkUploader.so -server_name="example1.co.jp" -customer_code= #毎日18時30分に実行 30 18 * * * /root/ISMWorkUploader/ISMWorkUploader.so -server_name="example1.co.jp" -customer_code= #毎日22時30分に実行 30 22 * * * /root/ISMWorkUploader/ISMWorkUploader.so -server_name="example1.co.jp" -customer_code= |
設定項目は左から「分」「時」「日」「月」「曜日」の設定です。 設定可能な数値は、次のとおりです。 ・分:0~59 ・時:0~23 ・日:1~31 ・月:1~12 ・曜日:0~7(0と7が日曜日) |
勤怠データ登録ツールを実行する前に、月間勤怠ファイルと日間勤怠ファイルを最新の情報に更新してください。 |