9-1.就業時間管理でできること

就業時間管理は、勤怠システムと連携することで、従業員の勤怠状況を適切に把握し、超過残業の抑制や勤務間インターバルの遵守をサポートするための機能です。

また、勤怠データと操作ログを突合させたデータから、勤怠システム上の勤怠情報と実労働時間が一致しているかどうかを把握できます。

勤怠システムと連携する場合は、定期的に勤怠システムから出力した勤怠データ(CSVファイル)を登録するための設定が必要です。

就業時間管理のしくみは次のとおりです。

ISM660_就業時間管理(685加工)_拡大なし.png

図9-1.就業時間管理のしくみ

就業時間管理機能は、勤怠データと操作ログ、勤怠データのみ、操作ログのみのいずれかの方法で利用できます。

ISM600U_運用設定アイコン.png→[就業時間管理設定]→[基本設定]→[勤怠集計設定]で、[勤怠データを使用]を選択している、かつ操作ログ収集機能を利用している場合は、勤怠データと操作ログを突合させたデータが利用されます。操作ログ収集機能を利用していない場合は、勤怠データのみ利用されます。

[操作ログのみ使用]を選択している場合は、操作ログのみ利用されます。

なお、就業時間管理機能で利用される操作ログは、操作ログ収集機能で収集した操作ログとなります。ISM LogAnalyticsで収集した操作ログは利用されません。

設定については、以下を参照してください。

参照.png   10-10. 就業時間管理設定をする

それぞれのデータで利用できる機能は、次の表のとおりです。

表9-1. 就業時間管理で利用できる機能

機能

勤怠データと
操作ログ

勤怠データのみ

操作ログのみ

勤怠管理ダッシュボード

×

個人別勤怠状況一覧

  ×(*)

個人別勤怠グラフ

勤怠データ

業務時間

×

残業時間

×

無許可残業

×

操作ログ

業務時間

残業時間

無許可残業

×

退勤中のPC利用

×

×

残業超過事前メッセージ

×

残業超過時アクション

×

残業抑制用アクション

インターバルアクション

×

個人別勤怠状況一覧は表示されますが、残業時間や診断総評の値は表示されません。